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内容説明
意識は高いが、目標は無難。まじめだけど、気が利かない。一見矛盾する若手の深層心理を知って自分から動く部下を育てる。まじめで優秀、自己実現志向で、意識と意欲も高い一方、報告・相談ができず、指示待ちでリスク回避志向な現代の若手社員たち。そんな彼らは、実は最初から職場での成長を“放棄”している!?――本書では、一見矛盾した若者の実態と彼らが生まれた背景を、30年以上にわたって日本の若者を見つめ続けてきた著者が丁寧に解説。「最近の若手社員が何を考えているのかわからない……」と若手育成に悩む管理職・マネジャーたちに向けて、職場で「生き生きと働けていない」新人・若手を、「自分から動ける人材」にするための処方箋を提示する1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
29
このタイトルからは想像つかない、若手社員の未来への愛のある本。◇普通に、この本を手に取るのは、若手にイラつきクソっ、誰か奴らがあんな風になってる理由を説明してくれよ、という気持ちになっていて、それでもこうした本を手に取ろうというくらい学習家な、つまりは望みのあるマネージャー層だろう。彼らに、若手をモノにするのは自分たちだという自負をもたらし、本来のマネジメント能力を発揮してもらおうというわけだ。タイトルの発案は著者なのか編集なのかはわからないけど、戦略的。◇現状はこう、じゃあどうする?という処方箋が本編。2017/05/06
sayan
20
なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか?、このタイトルに惹かれて本書を読み始めた。内容は他の感想者の言葉にもあるように背景説明や分析が非常に丁寧で「読むべき」もの。対処法も、斬新ではなく地に足が着いた感がある。一方で、著者とリクナビ編集長との対談と解説を通じて、本書は一層、刺激的になった。例えば、「今の日本は『自分がどうありたいか』という問題と『それが社会に受けいれられるか』という問題はセットで考えなくてはならないが、いまの日本は前者に熱心なわりに、後者の機会がない」など、非常に示唆的だ。2018/01/26
きょちょ
20
何も今の若者だけが「指示待ち」なわけではない。私の世代だって最初は「指示待ち」の人が多かった。ただ、この本の評価できるところは、世代によって「指示待ち」の原因が異なると指摘したところ。また、最近の新入社員の多くが、感情は出すものではなく抑えるのが良いことだと思っている人が多いという指摘は同感。感情を出すことは大人げないことだと思っている。しかし、自分のキャパを超えてしまえば抑えきれないことを知るべし。もっと良い意味で感情を出そうよ。後半は、新鮮味はない。Mgrはコーチングだけではつとまらないよ。★★★ 2017/06/11
ステビア
15
当事者意識がないとは私も言われたところです。2020/04/11
ネクロス
13
横の繋がりの強い若手社員は縦の繋がりの強い組織に馴染めず、やる気の火が消えている。そしてそれが元で「目標」を見失って指示待ちになる。 マネージャーとして「相手のストーリー」を知るための質問をすべし。若手は外に出て、仲間を得て、視野を広げて、目の前の仕事に繋げるべし。成長に繋がらない仕事など無いのだから。2017/04/26