講談社ラノベ文庫 俺の幼なじみは宇宙人に侵略されている

著者名：橘九位【著】/こじまたけし【イラスト】

講談社（2017/05発売）

• ISBN：9784063816044

内容説明

超オカルトマニアの二ノ宮桐子はオカルト研究部の部長だ。結城小次郎は桐子を監視しつつ、なんとか普通の女子高生になって欲しいと考えている。もう一人の部員、藤原之詠も幼少期の記憶をなくしている謎多き人物。その部室には怪しい蔵書にいわく付きオブジェに魔女（？）の薬草などが……そんなホラー感満載のオカルト研究部に、ある女生徒が訪ねてくる。彼女は交際中である彼氏の浮気相手を呪いたいと桐子に相談するのだが？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KUWAGATA]

個人的に大当たり、とても良かった。あとがきにもあるように、がっつりとした超常ものではなく、少し不思議な学園ラブコメもの。ヒロイン桐子は大のオカルトマニアで、主人公はそんな彼女にいつも振り回されていて、というよくある設定ですが、この二人や詠、八雲などキャラクターの造形がとても丁寧に描かれていて、掛け合いを読んでいるだけでも楽しい。終盤の展開も、ありがちではあるものの真っ直ぐな主人公の行動がとても印象に残る。絵も非常にいいですね。是非続いてほしいので、みなさんどんどん読んでください(ステマじゃありません笑)

2017/05/06

[真白優樹]

物凄くオカルトが大好きな幼馴染に振り回される少年が、人を呪いたいという少女からの相談を受け始まる物語。―――あの日から、また始めよう。侵略と言いながら侵略していない、あるのは少しだけズレた、一番好きなドタバタの日常。題名とは違い、割と直球ど真ん中なラブコメであるこの物語は、幼馴染を始めとする個性的な少女達に振り回される少年が、ツッコミを入れたりしながらそれでも真っすぐに駆け抜ける物語であり、そんな彼の道が未来を変える物語である。だからこそ故に、この物語は青春として輝いているのである。 次巻も楽しみである。

2017/05/09

[サキイカスルメ]

宇宙人には勝てないということですね（え）オカルトマニアな幼馴染桐子と、彼女への罪悪感からずっとそれに付き合い続ける小次郎、そんな２人が所属するオカルト研究部の少し不思議なお話。ＳＦ展開はないんだろうなと思っていたので、時かけ少女あたりから「おお！」と惹き込まれました。女性陣が個性的で面白かったです。姫上先輩はかなりの危険人物だけれど……。幼なじみ大勝利なので、幼なじみ好きにもおススメしたく。人が人に与える影響って、不思議だなぁとも思いました。趣味はやっぱり変わらないのね、と（笑）

2017/05/24

[いっしー]

珍しく眼鏡っ子ヒロインが表紙を飾っていると思ったらこれだよ！！（憤怒）　オカルト大好き幼馴染に振り回される日常の合間にちょっとした不思議を挟んだ感じのオカルトラブコメ。メインである桐子ちゃんを始め、アクの強いヒロイン達をいい塩梅で配置しており、基本を押さえていて無駄のない構成という印象を受けました。まあ姫上先輩については改変後の世界でどういう立ち位置になってんだと心配になりましたが。あと重ねて言いますが、桐子ちゃんの外見は改変前の方が絶対にいい。眼鏡でポニーテールかつ腋を露出とか最高じゃないか。

2017/05/05

[不以]

桐子かわいい。姫上さんは改変後どうなったんだろう？

2017/05/09