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内容説明
歌ってよし、踊ってよし、ピアノを弾かせてよし。宝塚歌劇の黄金時代を築いた名声は、退団後の彼女(安奈淳)の舞台人としての未来の豊穣さを約束していた。ところが突然、彼女を病魔が襲う。病院に担ぎ込まれた時には、「あと1時間入院が遅れていたら命はなかったでしょう」と医師に言われたほど重篤な状況であった。その病気の名は、「全身性エリテマトーデス」。膠原病と呼ばれる病気の一形態とされる。安奈はこの絶体絶命のピンチから、持ち前の負けん気と努力で這い上がり、再びスポットライトを浴びるまでに回復していく。 ――清く、正しく、美しく。これは宝塚歌劇団の創立者・小林一三翁の遺訓であるが、安奈に関して言えば、“強い”という言葉のこれほど似合う女性もいないだろう。まさに彼女は実生活においても“オスカル”であり続けていたのかもしれない。本書はまさに、不屈の魂を持った強き女性の物語である。(「プロローグ」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takachanalohaalways
1
闘病記ではなく安奈さんの半生が書かれています。読み終わって安奈さんの生きてきた半生を一緒に横で見てきたような気持ちになりました。知らなかったこともいっぱい書いてありとても良かったです。 大病を乗り越えられた安奈さん、ごく最近コンサートに行って本当にお元気に歌っていらっしゃっているのを見て、とても嬉しく思いました。これからもいっぱい歌って欲しいと思います。2017/01/18
Mariko Kawabata
1
安奈淳さんのことを大絶賛しているわけでもないのに、彼女の魅力が心に響く。安奈淳さんの舞台を観に行きたくなりました。2012/03/17
Kiu Kiu
0
ものすごく早く読めた。簡潔に反省がまとめられていた。安奈淳さん、今もご活躍。体調安定してよかったですね〜2021/05/12