内容説明
今や世界国家第一大学一の奇才ともてはやされるまでになった賢悟。そんな賢悟に日本政府が極秘プロジェクト参加を要請。だが、話にきな臭さを感じた賢悟は要請を拒否するのだった。 一方、プロジェクト関係者を狙ったテロが頻発。時代錯誤な侍装束に、文字通りの光速の居合を操る怪人物。その男は統一宗教、正導十三聖騎士を名乗る。そして、彼の次の標的となったのが賢悟だった。かくして、賢悟と侍の死闘が始まるのだが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴローさん
7
今回も物凄く読み応えがありましたね。 前回同様、超難解で理解するのに凄い時間かかりましたが、そこが逆に面白かったです。 理璃が霊化したり、地球の8割が霊化したりと絶望的な状況からどう解決するのか気になりましたが、まさかあんな方法があるとはwww 賢悟に毒舌なカナが内心デレデレなのには萌えました。でも口絵の理璃が一番の萌えポイント! どうやら3巻もあるらしいのですごく楽しみです。2012/08/25
よう
5
1巻からするとかなり読みやすくなってるので、入り込めた。途中までは「解決できるの?」って思ってたけど、SFらしい方法で解決して満足。"負け続ける科学"やカナの葛藤、清十郎の話もあってgood。もうそろそろ次巻も出てほしいくらいの時期だけど‥‥‥?2013/05/16
酔花
5
イラストがエロい(直球)。内容は前作に負けじ劣らず、科学科学してます。相変わらずアクションシーンは何やってるかわかりづらいが、勢いがあって楽しい。幽玄の正体は最初の方の独白で分かっちゃうのがなんとも。マテリアルロウは2巻にして早くもインフレ気味。ここまで来ると次のマテリアルロウは光速を持ってしてもたどり着けない”過去”ぐらいしかないんじゃないか?色々と謎が積み重なる2巻だが、これらが一体どう解明されるのか楽しみ。2013/02/18
ヘンリー八世が馬上試合で死んだことは内緒
5
凄まじいまでにアイディアを投下するだけでなく、それらが全て一つの科学理論体系の元辻褄合っているのは見事としかいいようがない、バトルシーンも精神論ではなく合理的論理的な展開で動く。SFとしては完璧だけど、欠点があるとしたら主人公たちの性格が良すぎて?エリート的すぎて?キャラとしての魅力が感じられないこと。あと、天才対凡才という二項対立を最後まで保持していたのはちょいと気にかかった。最後のアレはディッシュの「虚像のエコー」へのオマージュかな?2012/11/17
のちの(ry
5
「かんらから、かんらからから、かんらからよ!」今日も科学の快(怪?)男児、一之瀬賢吾の哄笑が世界を揺らす。っていうことでね、1巻から更にスケールアップした物語は世界観も戦闘もトンデモ科学も全てが濃厚の一言。インフレしきった能力同士の戦闘とかかなり見ごたえがあった。光速戦闘とか初手から黄金聖闘士かよ、みたいなね。そして地球全土を巻き込む絶望的な危機の解決方法が・・・ここまでやってくれればいっそ笑うしかない、というか。さて、ライトノベル業界でこの作品がどこまで行けるか? まだまだ先が観てみたいぞ。2012/07/28