内容説明
彼の気持ちがわからなくて。この恋を続けていいのか知りたくて。--幸せなはずの恋が、なぜこんなにつらくなってしまうのか? その答えのヒントは心の発達過程にあるのかもしれません。さまざまな恋愛エピソードを例に、他者と自分との関係を見つめ直し、「恋愛不安」の心理的メカニズムを解き明かします。不安から抜け出すための11の処方箋も紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夏希
17
なるほど~と思いながら読破。「恋と病は紙一重」と「ひとり芝居」にひたすら納得。恋愛では誰もが物語の主人公であり、ヒロインになれる。しかし、この物語は相手がいて初めてスタートするとゆうことを忘れてはいけない。精神衛生上よろしくない恋愛はもうしたくないなぁと思った。2019/01/22
しげ
8
ただひたすら「自己愛の充填」を求める行為は恋愛ではない、といった言葉に納得しました。不安なときに「あの人はこう考えているのかもしれない…」とあれこれ空想する「ひとり芝居の思考」や、「そういえばあの時だって…」と過去の出来事を引っ張り出す「連想ゲームの思考」をしない、といったアドバイスはとても参考になりました。2013/11/08
おさと
5
ふむふむ。いろんなことに冷静にならんといかんね。そして自分を認めること。…難しい。2014/02/16
marua
2
上野千鶴子を引いた「『男に選ばれた私』という存在証明を確保したいというジェンダーの病の刷り込み」から「しかし問題は、その“刷り込み”を最初から何の疑問もなく受け入れて実行する人と“刷り込み”を受けて育ちながらも自然にはそちらを選択できない人がいる、ということです」と続ける。腑に落ちる。2015/07/04
座敷ワラジ
1
表紙に書いてあった言葉が自分に当てはまる気がして、読んだ。読めば読むほど難しかった。結局、恋って何だろう?愛って何?って考えさせられた。ただ、私は1人芝居気味な気がするから、それはどうにかしなきゃと思った。2009/10/30