講談社現代新書<br> 勇敢な日本経済論

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講談社現代新書
勇敢な日本経済論

  • ISBN:9784062884235

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内容説明

面白くて簡単に日本経済再生の論点がつかめて、読んだその日から政治経済ニュースの見え方が一変する、「ザ・対談」が実現しました! 消費税を上げないと財政破たんするのか? そもそも円高がいいのか円安がいいのか? 少子高齢化は悪いことばかりなのか? アベノミクスは失敗なのか? トランプ大統領とどう付き合えばよいのか? 論客二人が役人の問題を明らかにして日本経済復活への近未来を大胆かつ華麗に予測しました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

32
円安が国益なのか、円高が国益なのかでよく論争がおき、円高になると国が破綻するようなことを言うエコノミストがいるが、これまでに自国通貨が強くなって破産した国はない。 国債が1000兆円を越え、財政を健全化するために消費税が必要だといった意見もおかしい。日銀が市場から国債を買って、日銀券を市場に流しても、インフレにならないどころか物価は安定し、雇用も確保できている。 実質の借金はゼロといってもいいくらいだ。 金融政策は為替を操作するためではなく、雇用を確保するために需要を喚起するために行われるものなのだ。2019/08/24

サトシ@朝練ファイト

28
なるほど、現政権の裏話、官僚時代の規制緩和、格差は拡がる一方、トランプだってボトムを経験しているから強いんだなと。命さえあれば、マッサージができる、農業だってできる、本の題名から受ける印象とは違った意味の面白さがありました。2019/03/10

ミッキー・ダック

23
高橋氏は財務省批判の元財務官僚。山口氏は地方再生事業を行う実業家。立場は違うが主張はほぼ一致。◆①トランプは損得勘定で動く。②為替レートは予測不能。セールストークは嘘。③日本の財政は再建間近。破綻論は財務省の嘘。④アベノミクスは金融で成功、財政で失敗。⑤規制緩和難航は官民既得権者の抵抗が原因。⑥倒産同然の自治体は倒産させるべき。⑦少子高齢化・人口減少で困るのは国民でなく自治体。◆両者ともビジネス中心の考え方であり、高橋氏は安倍首相支援の立場。ビジネス感覚の政策論に疑問はあるが教えられた点も多い。 2017/11/20

セヱマ

12
エコノミストのポジショントーク、財務省の増税させたいがための負債の部しか見ないで喧伝する1000兆円借金説とマイナス金利の日本国債、原発は最もコスト高の発電、自由貿易で国民として得して割を食う農家に還元せよ、アメリカの過疎と日本の人口密度の話からの地方消滅というよりも自治体消滅、ぐっちーさんが食ってくだけなら二畝で十分、という話が記憶に残った。 エラい人や、権威ある機関、新聞やテレビの御用記者や経済評論家、のご威光に惑わされぬよう、賛否両論を知り、自分の頭と現実から思考しようと思った。

まゆまゆ

11
経済政策から日本の今後の展望、果てはいざというときの身の振り方?まで語り合う対談本。高橋氏の得意の官僚批判にぐっちーさんが追随していき、テンポよく読んでいける。表面的な情報をうのみにせず、自分の頭で考えること。そのためにもこういった人たちが言うことを参考に……と軽く騙されてる感じも(笑)2017/09/05

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