内容説明
太陽の100億倍もの質量を持つ巨大ブラックホールは、強力な重力で光さえ飲み込む一方で宇宙でいちばん明るく輝き、光速にちかい速さの「ジェット」を放出しています。200年以上前に予言されながら、まだ誰も見たことのなかったブラックホールの姿が、最先端の天文学によって明らかになりつつあります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
101
このような本は時たま難しい数式などが書いてあるものが多いのですが、この本は読みやすく楽しめました。ブラックホールについてはあまり理論的なことは知らないで、イメージ的なものしかなかったのですが、この本でかなり目からうろこの感じでした。歴史的な観点も多くいい本でした。2017/06/24
kaizen@名古屋de朝活読書会
20
#感想歌 クエーサーブラックホールX線降着円盤宇宙ジェットと2017/09/29
umeko
19
ブラックホールの撮影成功のニュースに、どこがどれだけすごいのか知りたくて。宇宙とは全く縁遠い私にも、ブラックホールと直接撮影のスゴさを、友達に自慢できるくらいには理解できた。久々のワクワクを味わった。面白かった。2019/05/13
びっぐすとん
15
ウルトラセールでタイムリーにゲット。先月ブラックホールの撮影に初成功したとの大ニュースがあったが、正にその研究者の一人である著者の本。初盤は分かりやすかったが中盤以降は流石に専門性が高く難しかったが、10章はいよいよ今回の撮影のターゲットになった、いて座AスターとM87のブラックホールについての説明でワクワク。NHK「コズミック☆フロント」などの特番(筆者も出演してた)を観てたので、すごく分かりやすかった。これは2017年の著書で「一年後にはわかるかも?」とあったが、書かれたことが事実になったことに感動。2019/05/05
中島直人
15
(図書館)読みやすく分かりやすい。面白く読むことが出来た。子供の頃読んだ本ではダークマターと言われていた、見えない大質量を説明するものが、この巨大ブラックホールだったのか。もうすぐ直接見えるようになるという記述に驚く。ちょうど記事が出たこともあり印象深い。2017/09/30