内容説明
行動しながら考えれば,あなたの研究生活を取り巻く「悩み」を解決できる.重苦しい悩みに足を絡め取られた状態で漫然と実験をするのはもうやめよう.あなた自身を取り戻し,あなたが一番するべき仕事に集中しよう.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
21
行動しながら考えよう 研究者の問題解決術。島岡要先生の著書。医師で研究者の島岡要先生が問題解決術について解説しています。タイトルは研究者の問題解決術だけれど、研究者ではない一般人でも応用できる内容が満載の一冊です。2018/10/06
厩火事
4
カタカナが多すぎて途中から集中できませんでした。「持続可能なサスティナブルな組織〜」の一文でもうギブアップです。「持続可能な組織」でいいじゃん!研究者は論文書いてナンボな部分があると思います。そんな人向けに本を書いたなら、せめて文章はきちんと書いて欲しいと強く思いました。2017/08/08
牛タン
3
学部生~助教の悩み相談に答える形で、研究者としてのキャリアの考え方、見の施し方、研究の進め方のアドバイスをする。典型的な悩みを取り上げたのだろうが、まさに自分の悩みを言い当てられているような箇所が多く、またそれを乗り越えるアドバイスも載っており、自分には得るものが多かった。行動しながら考える、ボスを客と考える、暗記を放棄すると理解力を失うおそれ、新しいことをして失敗を繰り返すことで悲観主義を乗り越える、いまの環境で最適化してしまわない、バックアップの策を考えておく、フォロワーシップ、共同プロジェクト・・・2018/01/29
gachin
2
成熟しているように見える研究者でも絶えず考えながら価値観を更新していてかっこよい
fortune65131
1
研究者という職を志すのに日本は向いていないと学部生ながら感じる今日この頃ですが、一度抱いた想いは捨て去れず、研究者を目指しています。研究室配属を前に一度今後の人生設計について考えてみましたが、不安が募るばかり。 この本はそんな不安との付き合い方を提案してくれました。私は筆者と同様の考えを持っている部分が多く、納得できる提案ばかりでした。"賢明"な読者の中にはこれらの提案を矛盾しているものとして一蹴する方もいるでしょうが、真に賢明とは言えないでしょう。人間という生き物は矛盾する二つが両立するのだから。2019/02/18