内容説明
シンガーソングライター堀河優美の恋人だった国夫は、深夜の高速道路で大型トレーラーに衝突されて亡くなった。事故現場には「シャドウゲーム」と題する楽譜が残されていた。
なぜ、楽器なんてひとつも弾けないはずの国夫が楽譜を?
手がかりを探るため、優美は国夫が事故の2日前に来ていた名古屋を訪れた。
偶然知り合った小説家の胡山の助けを借り、国夫の足取りを辿り始めるが、優美を背後からつけ狙う謎の男が迫る――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
azur
3
80年代風の気取った小説。私の趣味では、こういうものを積極的に欲する気分になることはないが、深夜テレビで昔のドラマの再放送を何となく見続けてしまうような感じで読んでしまった。2012/09/28
Kanegon
2
古い時代のいろいろ、懐かしいですね。展開は良いですが、謎の描写が薄いかも。☆3.22023/05/28
nns2_
2
大沢在昌作品は「魔女の笑窪」に続き2作目だけど、かなり好きかもしれない……。 自分でも知らなかったけどどうやらハードボイルド系の作品が好きみたい。今作は野崎さんのファンになりました。 最後の優美と伊神の掛け合いシーンはややさっぱりしていて少し物足りなかったけど、それ以外はとても面白かった。 特に優美目線の章は、得体のしれない「死に神」に徐々に追い詰められていく緊張・不安・焦りを感じられて、なかなかのめり込んだ。2022/07/16
よし
2
んんんんんん、って感じかな。 野崎さんが生きてて良かった。 最後の伊神がなんと表現して良いのかわからない。2021/01/04
Yoichi Taguchi
2
久しぶりに読んだ大沢在昌小説。典型的なハードボイルドを基調にして、若干のミステリィーとホラーが混じった小説で一気に読めた。本作の一つ前に読んだグラスホッパーがやはり殺し屋が主人公とも言える小説だったが、本作もある意味では『伊神』という殺し屋が主人公。できれば、伊神の裏側と言うかバックボーンを書き込んでもらうと、もうすこし重層感が出たか。登場人物に厚みが無くエンターテインメント小説に終わっている感じ。2016/05/22
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