内容説明
「死に至る病とは絶望のことである」。──この鮮烈な主張を打ち出した本書は、キェルケゴールの後期著作活動の集大成として燦然と輝いている。本書は、気鋭の研究者が最新の校訂版全集に基づいてデンマーク語原典から訳出するとともに、簡にして要を得た訳注を加えた、新時代の決定版と呼ぶにふさわしい新訳である。「死に至る病」としての「絶望」が「罪」に変質するさまを見据え、その治癒を目的にして書かれた教えと救いの書。
目次
凡 例
序 言
緒 言
第一編 死に至る病とは絶望のことである
A 絶望が死に至る病であるということ
B この病(絶望)の普遍性
C この病(絶望)の諸形態
第二編 絶望は罪である
A 絶望は罪である
B 罪の継続
訳者解説
訳者あとがき
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- 武智志穂 familiar