出版社内容情報
筒井康隆、荒巻義雄、小松左京、神林長平……毎年のファン投票で選ばれる星雲賞日本短編部門受賞作の中から、20世紀日本SFを代表する精華11編を選りすぐった傑作短編集。
著者等紹介
大森望[オオモリノゾミ]
1961年高知県生まれ。京都大学文学部卒。翻訳家、書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
43
既読は、山の上の交響楽。当たり前のようだけど、全部面白かったとアホのような感想。あとがきの星新一のエピソード泣けるな。大槻ケンヂはなんであとがきないんだろう?2013/05/20
亮人
31
星雲賞はお祭り大賞だからと、まあ期待抑え目で読んだが、佳作ぞろいの良い短篇集だった。特に、荒巻義雄「白壁の文字は夕陽に映える」と中井紀夫「山の上の交響楽」は大傑作!!荒巻初期SFは再評価の機運が高まってきているので復刊しないかなあ。本作も精神医学の進化のビジョンが素晴らしい。「交響楽」も、設定の妙からの芸術のあり方を問うラストに感銘を受けた。ラストの入手困難の3作の流れも楽しい。しかし、オーケンだけ「著者のことば」が無いのは何故だ??2013/04/01
春一番
25
『フル・ネルソン』 よく分からなかった。なにか仕掛けがあるようだが理解できなかった。またチャレンジしたい。 『白壁の文字は夕日に映える』 精神遅滞と超能力がテーマ。さすがに精神病に対する理解は古びている。伝奇ホラー的雰囲気がいい。 『ヴォーミサ』 ロボット三原則についてのアイデアよりも軽妙な掛け合いが楽しい。というかアイデアが有名すぎてほとんどの読者がネタが分かった状態で読むことになるのでは?(続く)2025/05/05
ぜんこう
16
今年の読み納め(間に合った^^;)。SFといっても、こんなにいろんなのがあるんですね。巻末の一覧を見たら、有川浩さんの「図書館戦争」シリーズも星雲賞をもらってたのね。じゃ万城目学さんも十分受賞できそうだ(笑) ハードSFばかりじゃないので、SFを毛嫌いしてる人にも合う作品見つかるかも。僕は最後の「インディペンデンス・ディ・イン・オオサカ」みたいなバカバカしいのが好きです・・・今度「SFバカ本」も借りてみようかと(^^)2014/12/31
adari
15
星雲賞短編SF受賞作だけあってどれも面白い。もしも恐竜が知性を持っていたら…の『恐竜ラウレンティスの幻視』、頭のいかれた娘に芸をさせて旅をする『くるぐる使い』、宇宙船で命がけのダイエットをする『ダイエットの方程式』が特に好き2014/02/09
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