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内容説明
無気力で存在感の薄い江藤公平。ある日、目の前に突然現れた小さな虫みたいな生き物は公平に、「ひとを1000回笑わせろ」と命令する。いったいなぜ? それまで接点のなかった中2男子3人は、それぞれの理由から、トリオを組んで文化祭のお笑いステージに挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nanmatuko
12
中学生男子に人気本。冴えない中学生トリオが、お笑いに挑む話。楽しく軽快なテンポで一気に読める。2015/06/12
びすけっと
12
2011年3月刊。お気に入りさんつながり。つながりの無いことばが並ぶタイトルは何だろうと読み始めました。さっぱり分からん。目立たずだらりと過ごしていた江藤が不純な思いを抱いたら、変な虫がとりついた!「誕生日まで1000人(回)を笑わせろ」。やる気の出ない中学生、変わりたい中学生。「よし!」と気合いが入ると進むよね! 宮森さんと話すためにもね。 この物語、成立するのか、はらはらしながら読みました。うん、最後は何とかなった。先も明るい。江藤の夏休みの不純な思いは、すっかり無くなっていましたね。2014/10/05
杏子
12
やーこれは面白かったね!「人を1000回、笑わせろよーん。おまえの誕生日までにだよーん。」 わけがわからないけど、突然出てきたお豆の人形さん?糸もやし?命令されて、笑わせられなきゃ人前で歌ってしまうミュージカル刑だよーん(笑)と、脅迫されて無理矢理お笑いに取り組む主人公の中学男子。同級生と3人でやって最初は全然ウケなくて凹んでたけど… 何か楽しかったよ。お笑い好き男子に(女子でも)オススメ。最後のオチもいい。ちょっとほっこり。2013/03/15
波多野七月
11
無気力な主人公の前に、ある日突然「ひとを1000回笑わせろ」とおかしな生き物が現れる。言うことを聞かないと、勝手に体をあやつられてしまう!?「冗談じゃない!」と、あの手この手で周りを笑わせようとする主人公。そして、三人組でお笑いのステージに立つことに。存在感のない主人公、気が弱くて人のいい小太りのクラスメイト。つねに鏡を見てばかりの、ナルシストな同級生。ボケにツッコミ、テンポが良くて一気に読めてしまう。気軽に読めて楽しめて、そしてラストは思わずほろり。だめんず中学生男子三人組の、学園コメディ。2014/09/09
okotas
8
娘本。小学校の同級生からも覚えてもらえてないくらい存在感の薄い中学生の主人公が、ペットボトルの中にいる謎の豆糸男に「誕生日までに人を1000回笑わせる」というミッションを与えられ(脅迫され)、あの手この手でなんとか笑わせようとする。果たして今まで存在を消してきた主人公が、殻をやぶって進んでいけるのか。多感なお年頃、つい自分の殻にはまってしまうもの。なかなか飛び出せないときに、豆糸男のように無理やりにでも殻を破ってくれるきっかけがあると、ものすごい転機になったりするんだろうな。2019/01/24