TO文庫<br> 黒の派遣

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TO文庫
黒の派遣

  • ISBN:9784864725590

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内容説明

孤高の刑事VS車椅子の紳士
ようこそ、超ブラック企業へ

その面接は奈落の始まりだった――
連続猟奇殺人の裏に潜む「派遣会社」の闇とは?
ノンストップ・クライム・サスペンス!


【あらすじ】

地下駐車場で腹部を切り裂かれた惨殺死体が発見された。カラスと呼ばれる孤高の刑事・赤井は犯人を追うが、嘲笑うように猟奇殺人は止まらない。鍵を握るのは現場に残された黒い封筒と、「黒の派遣」というサイト。やがて、事件の背後に絡む赤井の過去、謎の車椅子の紳士が掲げる計画、手軽な「派遣仕事」に群がる被害者の闇が明らかになる時、正義と悪を越えた真実があなたに迫る! ページを捲る手が震える、クライム・サスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海星梨

5
KUにもあるけど図書館本。雰囲気はいいけど、筋書きが甘い。後半になるにつれ面白さが失速する原因かな。たとえば、18才は施設に行かんのとちゃう?とか、ギャンブルやドラッグの依存症はそんなんで治せるわけないやろとか、情報収集甘めなところ。あとは、「更生しない加害者少年は悪」という捻りのなさ過ぎるありふれた青臭いテーマなので、そのテーマがあきらかになる最終シーンに向けて読者のテンションが白けていく。2022/03/30

まゆこ

5
★★★☆☆2017/10/23

六花

5
猟奇殺人事件を追うカラスと呼ばれる孤高の刑事・赤井。高額な派遣仕事に簡単に飛びつく被害者達。まあ、あれだね、甘い話には気をつけましょうって事だよね。 最後の説明の肝心の部分が裏社会と繋がってるで片付けられてるのが消化不良。裏社会は魔法の言葉じゃないぞ?繋がってるからって何でも実現可能だと思うなよ!そこを詳しく説明せんか〜い!ヽ(`・ω・´)ノ2017/09/15

紅羽

4
猟奇的な殺人事件を追う刑事、赤井。その事件の裏にある「黒の派遣」という闇サイトの存在。身近に潜む危機を感じるリアルなサスペンス作品でした。手軽な仕事に見合わない高額な報酬に群がる被害者。その代償は重い。現代社会の闇が垣間見えたようで怖かったです。2020/11/05

けんたん

3
 現代の闇。現代の病。現代の光。赤井刑事が挑む怪事件が真相へ向かう時、それらの意味がわかり始める。犯罪は実際に味わった者にしか本当は分からないものか。ハーブティーは味わい深いものか。未来はエゴや保身によって闇に潰されるより、辛くとも誰かを守れる明るい光に彩られる世界を望みたい。2017/03/15

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