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内容説明
時は鎌倉末期、東の国・香鳥郷で育った棗と群青。幼き頃を仲睦まじく過ごした二人だが…!? 夜空にさんざめく星ぼしが語る数奇な物語!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リッツ
19
あれ?絵が……。一昔前、ドラマティックな設定と、どこまでも麗しく煌煌しい絵の醸し出す風に酔わさたものなのに今回は少し、かなり、残念。これも人外、哀しいほど一途な想いの成就…と軸は同じなのに入り込めず、時の流れを感じてしまった。2018/03/02
yuki@おぐ
16
切ないじゃないの、どちらのお話も・・・「神様の御用人」で日本の神様たちのお話に馴染んでいたので丁度よいタイミングで読んだ感じ(全く内容はかぶりませんけど)千速の過去のお話も欲しいです、木原先生お願いします(笑)2016/03/22
夜の女王
14
☆☆☆ 『それは常世のレクイエム』に続くゴシックの日本編。こっちの方が面白かった。ドジさまはやっぱり日本の時代物が一番。天照大神から逃れて地上に降りた星の神の力を宿した群青と人の子との恋物語。そして、星の力の狙う千速のその後を描いた2編。普通の作家なら大風呂敷広げたファンタジーにしそうな設定を、さらりと短編にまとめたあたりがさすが。たとえ悲劇的なラストでも、ドジ様のキャラクターは無駄に恋に悶々としないので、読後感がすっきりしてて好き。2014/08/01
ぴろち
9
木原敏江ワールドですね。よかった。2016/07/28
み~くま
4
信仰されなくなった「神」は力を失って消滅してしまうなんて・・・そんなの、悲しすぎます。それでも、人となり、心から愛する女性と巡り会えた彼は幸せだったのでしょうか。悪役のはずが、悪役に徹しきれなかった陰陽師もまた、悲しい人でした。「過ぎたる力」は人を幸せにはしてくれないということなのかもしれませんね。今回もやはり切ない物語でした(ノ◇≦。)2018/04/08