ワインガールズ

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ワインガールズ

  • 著者名:松山三四六【著】/とろっち【画】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • ポプラ社(2017/04発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 375pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591154151

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内容説明

長野県塩尻市・桔梗ヶ原学園。生徒たちがブドウ栽培からワインを瓶詰めにする工程までを実際に手がける、全国でも珍しい「ワイン醸造」を手がけるコースのある高校だ。 鎌倉から母親の実家がある塩尻に越してきたばかりの北村いちるは、イケメンの先輩に勧められて、軽い考えからコースを選択する。 学年一の優等生・百瀬結生子は、実家のワイナリーが倒産寸前であることを知り、自分がワイナリーを再建するため、医師になる道をあきらめて、ワイン醸造を学ぶ決意をする。 テニスに青春のすべてを賭けて打ち込んでいた奥沢美麓は、父が突然病に倒れてしまい、繁盛していたイタリアンレストランを閉店せざるをえなくなる。 落ち込む父をなんとかして励ましたいと考えた美麓は、ワインをこよなく愛する父のために、自分の手で最高のワインを作ろうと考え、コースを選択する。 三人の少女は、ワイン造りの名人と呼ばれる高山秀次郎の厳しくも温かい指導によって、ワインの奥深い魅力にどんどん引きこまれていく。 ときには激しくぶつかりあい、ときには支えあい、挫折をくりかえしながら、ひたすらワインづくりに没頭していく三人。 そんなワインガールズたちの情熱が、やがて「奇跡のワイン」を生み出すことになる……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

31
タレントの三四六さんの初めての著書。なぜ三四六さんがこの話を書くことになったのか、あとがきを読んで納得。戦時中、「ワインは武器」としてワイン造りを国から奨励されていたなんて!長野県塩尻市は私も大好きな町。そして桔梗ヶ原で造られるワインも。話が出来すぎている点など気になることはあるけど、ワインを作っている高校がある、ということ、この地の歴史など知るには良いかも😊2022/01/08

Nazolove

25
久々我が地元の本を手に取った。 塩尻がワイン有名、なんていうのはなんとなく知ってはいたのだけれどこんな風になっていたのか、と勉強になった。 塩尻がどうこうというよりもフランスではこんな風にワインは作られている、ぶどうはこんな風に作られている、とワインについての勉強になった。 あまり展開に起伏がなかったかな、というのが感想である。(そんなに展開に浮き沈みあっても困るけど) 農業こんなに大変なんだぜ、なんて描写があってもいいんじゃないかと思った。 この本を機にワインについてもっと知りたいな、と思った。2017/06/23

伶夜

14
「これからの人生、順風満帆にはいかねえ。思いがけないつらいことも苦しいこともきっとある。でもな、いろんなハプニングがあってこそ、物語は面白えんだ」(本文より)2018/08/07

ジュースの素

11
長野県の塩尻にはワインを作る学科を持つ高校が実際にあるそうだ。 様々な事情で桔梗が原学園に入った女子高生が、先細りのワイン事業やブドウ栽培と言った地元の産業を何とかしなくちゃと一大奮起し、専門の勉強と作業を重ねる話。しかし、彼女たちの曽祖父らは偶然にも この痩せた土地を命をかけて改良し 作物が育つ土壌にした功労者だった。そんな歴史がこの物語に厚みを加えている。いい話だった。2017/12/20

ゆう

7
長野県塩尻市が舞台のワイン作りに青春を捧げたガールズのお話。ワインやブドウ、ブドウ畑は見たことあるのに、ワインになるまでの工程ってあんまり知らなかったなって思いつつ読み進めました。勉強になります。ブドウが兵器になるっていうのも初めて知ったな。言葉を武器に生きている作者さんなので、物語の作りが丁寧に練られている感じを受け、私としては好きです。2017/04/01

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