中経の文庫<br> お金の流れで読む日本の歴史 元国税調査官が「古代~現代史」にガサ入れ

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中経の文庫
お金の流れで読む日本の歴史 元国税調査官が「古代~現代史」にガサ入れ

  • 著者名:大村大次郎【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2017/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046020024

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内容説明

信長は金融改革でデフレ解消。龍馬はニセ金で倒幕資金を調達。歴史上の「謎」のほとんどは、「お金の動き」で説明できる!
※本書は2016年3月に小社より刊行された同名の単行本を、文庫化にあたり再編集したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

40
名著。近代史の教育にはこの経済的視点をもっと盛り込むべき。史観が右でも左でもないのがいい。経済封鎖で日本を追い込んで開戦に至らせたのはアメリカの側と明記し、その上で日本の見通しの甘さに言及。これだよ。この当時の状況に基づくバランス感覚。また戦前の日本は現代以上の格差社会で、特に農村の困窮は深刻だった。軍はその不満解消の期待を背負い、故に満州事変も国連脱退も国民は歓迎した。戦争でも領土拡大でもして我々の暮らしを改善してくれと。人の弱さと経済の重要性を理解して歴史を学べば、現代のISへの対応策も浮かぶのでは。2017/07/05

禿童子

18
この方は節税関係の指南書を沢山書かれているようですが、金融史にも詳しいですね。日露戦争の外債をユダヤ人が買ってくれたことは有名ですが、戦後の日本製品の輸出市場の開拓に杉浦千畝のビザ発給で命拾いをしたユダヤ人商人の協力があったことは知りませんでした。細かいことですが数字の使い方がうまい本。学者が書いた本と違って、興味深いエピソードをピックアップして切り貼りしたように見えますが、私のような門外漢にはちょうどいい。一気に読み切れました。2017/10/04

ユーモ

15
お金の流れで読む日本の歴史。お金というワードに惹きつけられ購入した本書だが、いやはや面白い。学校では教わらなかった裏話や、英雄と称される人物の汚職であったり、こういう話には誰しも興味が尽きないのでは。2017/11/19

こも 零細企業営業

14
日本の食文化とこの本を同じ時代毎に読み進めていたらめちゃくちゃ面白かった。さて、この本のあとがきに「特定の者だけが富む国はそのうち滅びる」と書いてあった。史上最高利益を叩き出し、内部留保を貯める大企業がある一方、非正規雇用で子供に満足に食ベさせられない世帯が増加している日本は本気で危ない。そして、食糧自給率の低いこの国はあっという間に飢餓で苦しむとも言える。そんな日本も昔は農村社会で殆どの国民が農業に従事していたのに今は殆どの国民が俺も含めて農業に従事していない。その辺りの問題も放置されてるいる。2019/05/20

Yukihiro Nishino

12
日本史を「お金」の視点から論じた書。大変面白かった。権力闘争も戦争も「お金」(富を独占したいという欲望が原因で起こる。まさに「お金」が歴史をつくるのだ。2019/03/12

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