幻冬舎文庫<br> 誓約

個数:1
紙書籍版価格 ¥715
  • Kinoppy
  • Reader

幻冬舎文庫
誓約

  • 著者名:薬丸岳【著】
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • 幻冬舎(2017/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344426016

ファイル: /

内容説明

家庭も仕事も順風満帆な日々を過ごしていた向井聡の元に、一通の手紙が届く。「あの男たちは刑務所から出ています」。便箋には、ただそれだけが書かれていた。送り主は誰なのか、その目的とは。ある理由から警察にも家族にも相談できない向井は、姿見せぬ脅迫者に一人立ち向かうが。故郷、家族、犯した罪……。葬ったはずの過去による復讐が、いま始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小説を最初に書いた人にありがとう

136
久々にミステリーを読んだからか、ヒリヒリの疾走感で疲れた。この作家さんの基本テーマなのでしょうか。犯罪と償い、更正、消せない過去、等を毎回考えさせられる。今作は違うけど少年犯罪もよく出るな。今回の犯人に振り回される主人公も元は犯罪者。そうなると誰に感情移入してよいかわからなくなる。要は人は更正出来ないと思っている自分に気付く。特に人を殺める一線を越えた人間はこちら側には戻れないのだと思う。2018/05/26

nobby

135
いつもながら“償い”とは何なのかを問う意欲作。16年前に末期癌女性と交わした「娘を殺した外道2人を出所後に殺して欲しい」という誓約。守るべき妻と娘と暮らす現在の幸せに忍び寄る暗澹…今になって見返りを強いるのは誰なのか?いつのまにか、そこに焦点絞り一気に読ませるのは流石。ただ、前半描かれる向井のいい人ぶりと、段々と語られ出す過去の粗暴さが少し違和感…途中思わせぶりな誘導で予測グラつきながら、やっぱりな真犯人で落ち着くも、最後明かされる真相はやりきれない。涙で霞んだ文字に希望を見いだしたい。2017/07/28

タカユキ

122
犯罪者の幸せをテーマにした作品。贖罪とは何だろうかと考えさせられた。犯罪を繰り返し前科もついた主人公が顔と戸籍を変えて人生をリセット。人が変わったように丸くなり仕事も好調。妻子と共に幸せに暮らしていたが「約束を果たしてもらう。人を殺せ」とある人物からの依頼が届く。殺人の誓約により顔の見えない人間に主人公が追い詰められていくのにハラハラした。約束とはいえ、今の幸せを壊してまで殺人を犯す事に躊躇する男の葛藤と、要求を突きつける依頼者の思いがぶつかり合う。重い内容ですがラストの持って行き方が流石!一気読みでした2018/06/22

takaC

121
終盤の「もったいない」感が否めないのが残念だけど、これぞ薬丸岳って感じビシバシ。2017/05/08

Atsushi

102
ミステリー好きの家内に薦められた作品。練りに練られたスリリングな構成。ありきたりの言葉だが、「驚愕のラスト」だった。主人公向井(高藤)、主人公が勤めるバーの共同経営者落合、愛する娘を理不尽な理由で亡くした坂本。それぞれの立場に立って考える。一度犯した罪は、決して許されないのか、罪を犯した人間は幸せになってはいけないのか。そんな経験がない自分に答がみつかる筈もない。解説にもあるが、向井が最後に手渡されたメッセージの内容を改めて推理することとしよう。2017/05/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11677121

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。