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内容説明
大正十四年、帝都・東京。最愛の婚約者・初代の殺人事件を調べていた諸戸と蓑浦は、初代の系図帳から謎の暗号を発見する。その暗号が莫大な財産のありかを示すものであると確信した諸戸は、事件の黒幕が自身の父親である疑いを持ち、蓑浦とともに故郷の島へ帰郷する。しかし、諸戸は父親の奸計にはまり、土蔵に幽閉されてしまい…? 江戸川乱歩×naked aoe、夢の鬼才コラボで放つ愛と哀しみの探偵譚、ついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
29
相変わらず人物の書き分けが…これもう突っ込んで良いよな…。主人公達すら迷うよ?デビュー作のswitchが一番まともだったような。物語としても完成してたし。実家に全巻おいてるわ〜。本作は最終巻なのだけど、原作から感じたぞわぞわ感が、BL的ざわざわ感に邪魔されて相殺されてる感じ。勿体無かったな。2017/05/08
愛希
10
完結巻。諸戸の箕浦に対する執着に萌えた。世界に2人だけになったように錯覚させる洞窟のシーンがドキドキする。ラストのゾクッとするような諸戸の狂気のような想いが大好き。 ★★★☆☆2017/05/01
藤野
7
最後、洞窟の中で二人きりで死ねたら幸せだっただろうに、第三者が現れた時の絶望はいかほどだったろう。 あと秀ちゃんの設定変わってる?とちょっと思いました。2017/05/25
こころのかおり
6
昔原作を読んだ時はもっと刺激が強ーい感じがしたのだけど、こちらは絵の美しさもあってマイルドな印象だったな。読みやすくて良いと思うか、物足りないと思うか。わたしはもっと原作に沿ったドロドロで良かったと思うのだけどなぁ。2017/08/10
本の虫
4
ムロトさんが可哀想過ぎる。乱歩特有のエログロナンセンスに報われない同性愛の切なさも相まって耽美で広大なミステリになっていました。主人公はムロトさんを受け入れることは出来ないのに自身の自尊心や復讐のために彼を利用しているし、自分の不安げな様子が年上の友人(ムロトさんに限らず)を惹き付けることもわかっている。その無自覚魔性ぶりが残酷でもあり、美しくもあるのだと思いました。2018/08/13