内容説明
「人間の幸不幸を学ぶ必要のある者が天使に選ばれる」二十一歳の櫻凜は、バイト先の弁当屋に訪れる会社員・藤岡瑛仁と不毛な関係にある。病弱な凜は瑛仁への想いを最期まで貫こうと考えているが、藤岡にもまた、生涯想い、守ろうとしているものがあった。無言のうちにできたいくつかのルールをもとに続く、すれ違いの関係。そんな折り、瑛仁の弟・暁天が現れて、「兄から手を引いて俺のところへおいで」と凜に告げ……――天使だった男と紡ぐ、永遠に続く幸福への旅路。 yoco先生の美麗なイラスト入り♪ ※本作品に含まれる小冊子は紙書籍版「Heavens Rain 天国の雨 Limited Edition」の初回限定版に付いている小冊子になります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きのこ
32
★★★+☆☆ お借り本。輪廻転生ものはとても好きですが、想像していたような号泣してしまうお話というよりは静かに沁みるお話でした。小冊子の結末への流れが本当にじんわりきたので、この小冊子が読めてよかったです。表紙のイラストがとても素敵。2015/07/08
きょん
19
前世の話はお約束だけど泣かされてしまった。ただ、何度生まれ変わっても同じ運命を繰り返すって言うのは成就する恋愛一点においては美しいけど、いつまでも同じレベルで足踏みしてるみたいでちょっと悲しいなあ。2018/07/03
cicoppe
17
大好きな輪廻転生もの。さあ、泣くぞーと意気込んで読んだのがいけなかったのか、泣くほどの感動はできなかった。主人公の恋愛よりも、藤岡夫婦の再生物語の方が心に残った。2015/05/15
いくぼ
17
朝丘さんの作品は恋する切なさで泣くことが多いんだけど、今回は幸せではらはら泣くほうが多かった。2章での凛と天使のやり取りで泣き、3章で暁天の言葉に重みが出てきて泣き、凜が幸せそうで嬉しくて泣く。暁仁には最初嫌悪感しかなかったけど、読み進めると人にはいろいろあるんだなと。天使や輪廻転生が出てくるけど、思ってたよりファンタジーじゃなくて入り込みやすい。小冊子の最後の1ページでとても幸せな気持ちになれた。朝丘さんの作品が好きでずっと追いかけてきたけど、いい意味で今回は違う気がする。2015/05/07
リリー
15
お借り本。yocoさんの絵と題名が綺麗です。朝丘さんらしい稚く丁寧な文章で、けれども割と生々しい話が描かれています。不倫の話、身体の話。作者の作品にかける思いが伝わってくるようでした。読めたことに感謝です(^-^)2015/12/23
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