内容説明
皇帝セレスティアノスは、ルカと同じ《力》の持ち主だった。無事ダルジェントに連れ帰ったセレスに力の制御法を教え始めるルカ。だが、サーロが力の増幅剤であることが、本人に知られてしまう。ショックを受けた様子だったサーロが姿を消し……? 中世ルネサンス風ファンタジー、怒濤のフィナーレ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
32
これもいい本に当たったなぁと。上下モノですが魔犬サーロの人としての姿の時も大きな獣の姿の時も子犬の時もルカにとって一番大事なイヌ。サーロとルカの信頼関係・・モフモフ関係が羨ましいと我が猫を見てみるが炬燵の上の本を枕に寝てござる(;´∀`)2020/08/14
瀧ながれ
20
魔犬サーロの気性が完全にワンコだったのが、とても好ましく思いました。ルカとの気持ちがすれ違ってしまった場面があったけど、それを声高に訴えたり丁寧に言い訳したりという方法をとらずに、物語が進むなかでの普通の会話で誤解が解けて、絆が深まるのが、二人の関係をよく表してるなあ。ビアンカの発見と帰還も、ちいさな皇帝のために、またビアンカ自身のためによかったなあ。ルカがこういうちょっとした会話を忘れないでくれるのが、とても嬉しいです。いろいろタイヘンだったけどひとまずハッピーエンド。これからも仲良くいてください。2019/04/20
ダージリン
19
サーロが人型でも魔犬でも小犬でも可愛すぎる~!(読んだ後、犬に触りたくなって困りました・・・笑)。ルカも、名実共に御使い様として活躍してましたね。少年皇帝セレスもいじらしく、ルカとマテオとの和解も嬉しかったです!まちさんのイラストも美麗でした♪2016/05/08
しましまこ
16
待ってましたの下巻、面白かったー!父の死の謎、サーロの正体、魔術の未来、ちゃっかり最大の望みを叶えた腹黒双子。大団円!皇帝をちび呼ばわりしながらも、どこまでも優しいサーロ。ルカは『オレの人間』!!転がりまくりで苦しい!ラストにサーロ視点の短編、可愛い!大満足!!2016/04/30
KEIKO-I
10
じっくり読みたくて、温存していて、上下巻まとめてやっと読了。サーロ最強。どの姿になっても、大変好みです。2017/04/19