イースト新書<br> ルポ 難民化する老人たち

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イースト新書
ルポ 難民化する老人たち

  • 著者名:林美保子【著】
  • 価格 ¥997(本体¥907)
  • イースト・プレス(2017/03発売)
  • 夏の総決算!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍(~8/31)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781650784

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内容説明

ひと昔前は、老後と言えば「悠々自適」という言葉が決まり文句にように冠されていた。
一線を退いた後は仲間と趣味に興じて、夫婦で旅行に出かけ、気前よく子や孫に小遣いを渡して歓心を買う――。

しかし時代は変わった。いつのまにか生活保護支給額よりも低くなってしまった国民年金に頼る者は、貧困に喘いでいる。
“個”の時代は、孤立死の問題までももたらした。超高齢社会の到来に、介護問題も噴き出している。
こうした大きな社会変化の中で、立ちすくみ右往左往する高齢者たちを丹念に取材したルポルタージュ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

461
なんともやりきれない思いで読み切った。キーワードはやはり「年金」なのだろう。システム的にはまだ恵まれている、現在の高齢者にさえこんな事象が起きているのだから、我らの時代にはどうなっちゃうんだろうか。初読み著者さんだったが、多岐に渡る取材能力と、それを文章化する筆力に脱帽。2020/02/23

つちのこ

49
年金、自分の時間、仕事、頼れる人、住む家…“ないないづくし”の悲観的な言葉が並ぶ。これを読むと明るい老後の生活が幻なのか、と実感する。つい先日、日本人の平均寿命が3年ぶりに延びたと発表されたが、本来ならめでたいはずの長寿化がこれほどの心配の種になろうとは。サザエさんの時代には知る由もなかっただろう。気になったのは、介護施設不足とサービスの格差。国の福祉政策の本気度が低賃金による職員や施設不足に影響し、ひいては孤立死を増やす一因にもなっている。高齢者を取り巻く現実を知る上で、読んで損はしない一冊である。2024/07/27

JADE

15
「ひと昔前は、老後と言えば“悠々自適”という言葉が決まり文句のように冠されていた」自分も若い頃はそう思ってた。お気楽な生活ができるんだろうと思ってた。でも、今の歳になって、近い将来に迫ってきた老後を想像してみると、悠々自適なんて昔話にしか思えない。以前読んだ「老後破産  ―長寿という悪夢―」(NHKスペシャル取材班)ほど強烈ではなかったけど、こりゃやばいかもって事実を淡々と突きつけられた。とにかく今できることは、こつこつと働き続けることだけだな、それしかないなと思った。 ☆3.52024/04/24

フクミミ

12
「老後は悠々自適」そんな言葉は一般庶民にとってはファンタジーになってしまった。 配偶者と死別して年金が足りなくなった、中年になった引きこもりの子供がいる、定年後に住宅ローンが重くのしかかる等、いろんな理由で貧困に陥ってしまった老人達の悲鳴が聞こえるようなルポだった。あとフリーランスの職種の人が高齢になると下流老人になる可能性の高さに驚いた。高齢になっての投資は手を出さない・・と心に刻んでおこう。この手の本は読むと気持ちが暗くなるのはわかっているが、とても他人事とは思えない、明日は我が身なのだ。2017/01/28

HONAMI

7
生保より少ない年金で、健康寿命は70代前半まで。残りの10数年は介護を受けて暮らす。特養や認可施設はどこもいっぱい。老後資金を狙った詐欺師やちゃんとした銀行マンからでさえ投資商品を売りつけられる。施設に入れたとて虐待を受けちゃったり……歳をとるってなんなんだろう。長生きはもはや苦でしかないのでは?自分の頭はどんどん判断力を失い、体力も失う。少ない資金で爪に火を灯すように暮らす。長生きって苦しい。この国で、いやどこの国でも、幸せな最期を迎える人なんてほんのひと握りなのかもなぁ……(._."ll)2022/11/20

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