たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

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たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

  • 著者名:瀧森古都【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • SBクリエイティブ(2017/03発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797390377

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内容説明

デビュー作からいきなりシリーズ20万部を超えるベストセラーとなった『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』とその続編『孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと』に続く、瀧森古都、待望の最新作。

【あらすじ】
とある雪の日、ショッピングモールの屋上から、ひとりの少女が飛び降りようとしていた。
その様子に気づき、とっさに少女を助けたのは、関西弁のインド人「オム」と笑わないピエロ「修二」。
二十代半ばの二人は、屋上で開催されるイベントに、パフォーマーとして呼ばれていた。
彼らによって少女の命は救われたものの、その瞬間、オムと修二の運命の歯車は動き出してしまう。
飛び降りようとしていた少女の持ち物は、紙に包まれた一万円札。
こんな大金をどうして持っているのか、修二は少女に聞いた。
すると少女は、母親から「これでしばらく暮らしなさい」と言われたという。
修二は確信した。そして、その確信を言葉にして少女に伝える。

「君、捨てられたんだよ」

実は、修二にも同じ過去があった。二十五年前、産まれてすぐの修二は、公園の草の茂みに捨てられた子どもだったのだ。
悲しい共感を抱く修二に、少女は一枚の写真を差し出した。
その写真に写っていたのは……三年前のピエロ姿の修二。
しかし、修二と少女が会ったのは、この日が初めて……。
いったい、少女はなぜ修二の写真を持っていたのだろうか。
そのヒントとなるのは、一万円を包んでいた「紙」に隠されていた。
若くして日本へ来たオムと、心に闇を抱える笑わないピエロの修二が、ひとりの少女との出会いにより、人生のシナリオと向き合うこととなる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

145
図書館本。タイトルにひかれて。恐らくタイトルから物語が作り上げていったのかな?読みやすくて良いお話なんですが、ちょっと展開がストレートすぎたかな?すいません。2017/12/30

モルク

101
アニメアンパンマンの歌「アンパンマンマーチ」。長いこと歌ってきたこの歌だけどあらためて歌詞を見て、こんなに奥深く、泣けるとは思わなかった。女子高生が学校で子どもを産み落とし、彼女は父親は担任教師だと言い彼も否定しない。彼がその子を育て…成長したのが主人公修二。パントマイムをしてであった幼い少女リンゴ、その子は…。かつて父(おっとう)が息子修二に書いた手紙。そして天国のおっとうに修二が書いた手紙。おっとうの思いは息子に伝わっている。泣けた。2022/12/09

テクパパザンビア

68
『そんな訳ないやろ〜』って何回突っ込んだか。偶然が偶然やない程繋がって薄っぺらい御涙頂戴噺。題名に惹かれて読んでまた失策、残念。韓流ドラマか大映テレビで映像化すれば当たるかも?たとえ今日、しょうもない本を読んでも明日、僕はまた本を読む。2017/11/27

えみ

66
宣伝文句ではなく、号泣する準備が出来るまで読まないでくださいは本当の忠告だった!息ができなくなるほど、めちゃくちゃ泣いた。ちょっと自分でも引くくらいの大号泣。夢もなく仕事にも人間関係にも疲れ、死なないから生きている。そんな毎日を見透かされたのかと思った。…人生の指南書として一生手放したくない。大袈裟なんかじゃなく本気でそう思う。今を生きるために必要な言葉は全てこの物語に書かれている!生まれてきた意味も、生きるための理由もわからない…だけど過去や未来でなく、今日を精一杯生きる。それだけで立派だと胸を張ろう。2022/11/26

けんとまん1007

57
タイトルの意味をはき違えで借りた本。それでも、読む進めるうちに、どんどん引き込まれていった。そして、考えた。何のために生きるのか、どうして生きるのかということを。途中、ちょっとキツイところもあったが、最後に救われた気持ちになった。そして、このタイトルに込められた意味が、じんわりとわかってきた。2017/07/10

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