ダ・ヴィンチブックス<br> 凹凸

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ダ・ヴィンチブックス
凹凸

  • 著者名:紗倉まな【著者】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • KADOKAWA(2017/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040689012

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内容説明

結婚13年目で待望の第一子・栞が生まれた日から、その夫婦は男女の関係を断った。
やがて夫の正幸と決別することを選んだ絹子は、栞を守るため母親としての自分を頑ななまでに貫こうとする。
しかし、絹子のもとを離れ24歳になった栞は、〈あの日〉の出来事に縛られ続け、
恋人の智嗣と実の父親である正幸を重ね合わせている自分に気が付いてしまう。
家族であり、女同士でもある、母と娘。
小説デビュー作『最低。』で若い女性から圧倒的な支持を集めた著者が、
実体験を基につづった、母子二代にわたる性と愛の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海月

68
期待してたけどもストーリーが難しくてよく分からない。視点が変わるので今は誰だってなります。無駄に句読点が多いのと同じ文章がやたら続くのも気になりいろんな意味で読みにくい作品でした。 こんな作品も好きな人は好きだと思うのですが自分には合わなかったです。前作やエッセイが読みやすかったせいでガッカリでしたが次回作もまた読もうとは思います。2022/02/13

Vakira

45
この題名 「凹凸」。 ♀♂のこと?いやいや、この物語では凹と凸を並べて表現することで行為を表現。登場する小学生が言う凹凸とはセックスのこと。今回 AV業界話は封印。AV業界話でなくても僕的には十分心に残る作品になってました。まなさん流石。新作「春、死なん」にますます期待しちゃいます。この本は親子2代の家族生態と凹凸の物語。人間は生物なので生物として生きてそして次に生命を繋げる。確実に未来へ生命を繋ぐためには家族というシステムが有効だ。結果、人類が他の動物と異なり、高度に進化出来たのはこのシステムのお陰。2020/03/14

Takanori Murai

28
デビュー作「最低」は読者に寄せた大衆小説路線。こちらは純文学路線。「最低」のあと読んだ人たちは戸惑ったようだ。紗倉さんが書きたかったのはこちらではないか。母の目線での夫と娘、娘の目線での父と母、″わたし″は母と娘で入れ替わり、読者を悩ませる。″わたし″がどちらだかわからなくなるのは、狙いか。自分と母を交錯させる思いのシンクロ。屈折した親子関係だが、9割方は日常が進む。それも読者を苦しめる。最終章は父目線。これから読む人、再読する人、あなたの目線でじっくりと栞ちゃんの心の動きを追ってほしい。2020/03/19

aloha0307

21
デビュー作『最低。』よりさらに文学度がアップした感。 実体験?を基に綴る、母子二代にわたる愛と赤裸々な性のものがたり。 夫と妻、父と娘、彼と彼女etc...時間のピポットを巧みにずらしながら、決して平らにならない男女のまさに 凸凹 を描きながらも、いっぽうで”私はひとりではない” との隠れたメッセージが聞こえてきました。 2017/07/09

みるく

19
前作からは一風変わった感じを受ける。一作目がテンポよくさらりと読みこなせるのに対して、今回の作品は今日迄に3度読んでいる。内容はもとより、作者の描く描写や感情の移り変わりは奥が深い。最後は何処か寂しさを残す作品。作品の内容と言うよりも作者の表現に感動…きっともっともっと凄い作家さんになるんじゃないかって気がする作品。2017/03/31

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