内容説明
文藝芸人
よしもとと文藝春秋が異例のタッグ!
まったく新しい文芸誌「文藝芸人」では
文藝を舞台に松本人志、又吉直樹、福徳秀介(ジャルジャル)といった
いまをときめく芸人たちが異才を炸裂!
表紙イラスト:ネゴシックス
※電子書籍版には一部掲載されていない写真があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
石破茂辞めるなと思う24歳レースクイーン・寺
63
読みたい所だけ読む。『文藝芸人』と言うが、よしもとクリエイティブエージェンシーの芸人のみ。表紙に松本人志の名前が筆頭にあるが、松ちゃんのお題に後輩が答えるだけである。ピース又吉インタビューは『劇場』を読了後に読んだので興味深く思った。期待した笑い飯哲夫の三島由紀夫論はさほど印象に残らず。最後まで面白そうな雰囲気のみ感じた。出色なのは博多大吉の『地方芸人の生態論』。これはどこの雑誌に掲載されていてもおかしくない内容である。地方芸人の現状とマーケティングがシビアな眼差しと希望的な結論で綴られた好読物だった。2017/04/03
かのこ
51
お借りした本。全編吉本の芸人さんが執筆した(with特別寄稿・羽田圭介さん☆)、文藝春秋芸人版?豪華すぎる内容で、読了するのに数ヶ月かかってしまった(笑)又吉さんのインタビューから始まり、小説、エッセイ、座談会、大喜利っぽいもの…。ゴーストライターいる?笑って思うくらい、どれも本になるにふさわしい水準を満たしていて、読めば読むほど芸人さんに対する尊敬の念が…(笑)その中でも、他の方の感想にも多いように野沢直子さんのエッセイは頭一つ抜けてる感があったけど、私はなんだかんだ福徳さんの小説が一番好き笑2017/11/10
Mayumi Hoshino
32
吉本興業所属の芸人たちによる、小説ありエッセイあり大喜利あり…と盛りだくさんなムック(特別寄稿として、羽田圭介が見た芸人の世界というエッセイも)。読みごたえたっぷりです。野沢直子のお父さん、ザ・破天荒、面白い。キングコング西野は反感を買いやすい言い方をするから炎上してしまうだけで、ビジネスの考え方ややってることは新しいし面白い。小説の中ではハリセンボン箕輪、ノブコブ徳井のものが印象に残った。2017/03/26
流之助
28
当たり外れあり。面白いか面白くないか、読む人によってちがうかも。野沢直子のエッセイは泣かされる。大吉先生はオチが良かった。すこしベタかもしれないけど唸らされる。まだ書籍が出ていないが面白いものを書く人も見つけたので、今後楽しみになる。2017/04/23
Yuuki.
22
「面白い小説やエッセイ」を読むのが目的ではなく、「芸人さんが書いた小説やエッセイ」を読むのが目的だったので、小説のオチが早いうちに読めてしまっても、広い気持ちで受け入れられた(笑)お目当てだった大吉のコラムは期待通り面白かった。期待せずに面白かったのは、ジャルジャルの福徳の小説。先は読めたのに素直にキュンキュンしてしまった。2018/10/05