内容説明
私たちがよく知る三国志は、『三国志演義』という中国の明の時代に書かれた歴史小説が元になっています。三国志演義は小説ですから、歴史的な記録とは異なることがあります。たとえば、演義では悪役として描かれている曹操は、歴史書である正史『三国志』では、時代を超越した英雄だと記録されています。なぜ、歴史書で英雄とされた人物が悪役となったのでしょう? 本書は、三国志演義のストーリーをマンガでなぞり、正史三国志などの歴史書を元に、歴史の真実と英雄の素顔を解き明かしていきます。 ●「どうして、曹操は悪役に描かれたのか?」三国志を読み解き、歴史の真実を知る。 ●黄巾の乱から、中華統一までを時系列で解説。歴史の流れがわかるマンガ&図解。 ●曹操、劉備、関羽、諸葛亮などを史料から徹底検証! 人気武将の素顔がわかる! ●名言、名勝負をドラマチックに解説! ●深読みのカギとなる中国の歴史、哲学、当時の文化を詳解!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わっぱっぱ
20
まんが:図解:解説文=1:1:8 とても解りやすく且つ細部の行き届いた著書と評価。あらすじを追いながらその舞台背景、人物造形を掘り下げ、「正史」と「演義」の違いなどについても触れています。 小説『三国志』を読破するのが昔からの夢?ではあるものの、如何せん中華史にめっぽう弱い私にとって、予習兼補助教材として最適でした。 さて本書を片手に吉川、宮城谷、北方、柴田、、、どの『三国志』を読もうか。悩ましいところであります。2017/07/13
ぽっぽママ
10
最初マンガ部分の絵を見て想像していたより(かなり荒っぽいので)丁寧でわかりやすい。正史と演義、白話小説それぞれの扱いや解釈の違いも説明してあって参考になる。2018/03/28
m.miyazaki
1
三国志演義のストーリーをマンガで楽しみつつ、演義と正史とわかりやすく比較解説しているので、三国志に初めて触れる人向けの本である。自分自身、三国志のことを知りたいけど、どこから手をつけていいかわからないという状態だったので、三国志の導入としてはこの本を最初に読んだのは当りだった。魏呉蜀とそれぞれ魅力的な人物がいて、史実としても面白く、だからこそ三国志がとても人気があることに納得できた。三国志演義を読んでいく上で、度々読み返すことになりそうな本である。2019/06/20
リスタト
0
骨太で内容盛りだくさん。「マンガでわかる」というタイトルだけど、マンガ部分は10%ほど。文章がぎっしり。三国志初心者というより、ある程度三国志を知っている人向け。脱初心〜中級者向けかな。2022/12/29
吉積康太
0
読書メモ21/2021📝2021/03/30
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