内容説明
慶長5年9月15日、関ケ原──。家康本陣めがけて、島津義弘率いる1500の軍勢が駆け抜けた! やがて改易を狙う徳川方と本領安堵を図る島津との虚々実々の駆け引きが始まる。義久・義弘ら島津家と家康・本多正信・黒田官兵衛など徳川方との知略を尽くした戦いが始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
14
図書館本:戦国末期の薩摩人の話。2021/02/13
あきこ
6
関が原で敗れ、家康の本陣をめがけて駆け抜けた「島津の退き口」。そのまま決死の覚悟で薩摩まで戻ったということを知った時、興味が沸いた。その島津が200年後に幕府を滅ぼすことになるのだから。しかし敗戦から薩摩の領地安堵までにこのような政治闘争があったのだ。島津義久の知力は家康を翻弄する。もちろん地の利もあったろう。武では負けたが政治で勝つ。それが江戸時代の島津の始まりであったのだ。凄い。2017/08/09
にゃほまん
5
冒頭、関ヶ原の戦いの話から始まります。前半は義弘を中心に話が進んでいき、後半は義久で。もう・・・義久がエグい。こんなヒトが現代の政治家にいたら、ただただ怖ろしい。それにしてもこの時代、西日本方面の武家は兄弟の絆が深いが東日本になっていくにつれて兄弟同士の争いが酷くなっていくのは気のせいでしょうか・・・。 島津の中で義弘という人物は作家さんにとってやはり魅力的で描きたくなる人物なんだな~と改めて思いました。2020/06/18
色々甚平
4
始まりが関ヶ原で敵陣を突っ切る展開で勢いがよく、次に大阪城からの脱出劇で策をめぐらし、その後、島津と幕府の外交や薩摩藩の内政に焦点が当たる。島津家をメインに据えて合戦だけではないバリエーション豊富な作りになっていた。後半は登場人物も多く似た名前がたくさん出てきて、みんな九州弁を話し出すので、人の把握はうまくやったほうが誰が何を喋っていたかを覚えやすい。世間的なイメージである序盤から、あまり知らない義久と義弘の兄弟関係や家族関係も出てくる。しかも終始むさ苦しいほど熱さがある。2026/02/26
natsukichi
4
関ケ原の苦戦から始まり、その後の生き残りをかけた義久の戦い。兄を恐れながらも理解する義弘。島津家を知れば知る程敗軍の苦しさがを理解する事が出来、私たちが知っているその先の未来に繋がっていくのかと思いしり歴史の面白さを再認識。最後、兄と弟に戻った二人の姿が救いになりました。官兵衛関連を読みまくっていた時は爽快でしたがここでは腹黒さにギリギリしました。色々な面から見ないと分からない事だらけ、本当に面白い。2017/04/05
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