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内容説明
電機業界再編の仕掛け人が描くメイド・イン・ジャパン再生の処方箋。総合電機メーカーが乱立することによって生じているヒト(技術者)・モノ(設備)・カネ(資金)の分散・非効率をなくさない限り、日本の電機産業に未来はない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miraiocoo
7
テレビで言われている内容を活字で確認したような一冊でした2018/01/06
ぶんた
6
著者は、JDI(ソニー、東芝、日立が合併した日の丸液晶)設立に貢献した人物。JDIでの自信の手腕を度々述べた上で、主論は、「専業メーカーとなったほうが世界トップメーカーへの道が広がり、より可能性が高まる(p33)」と言う点。Appleに振り回されているJDIが成功しているのかどうかは別として(ちなみに、設立以来、損益プラスとなった年度はない)、著者が言っていることは分かるし理解できる。ただ、言うとやるとは大違い。この認識を変革しないと日本電機産業の復活は難しいと感じている。2017/12/14
Shun
5
電気産業の弱点と事業別に適した組織のありかた等を分析していた。これから国内の市場は縮小していくのだし、グローバルで闘っていけるようにするためにもカスタム品の受注から、標準品の提案営業型への移行は必要だと思った。 専業のメーカーの強みを観ると、多角的な事業に進出している総合電機メーカーの場合、補助金漬けの研究開発も企業存立の自覚と危機感を薄め、かえって市場での競争力や成長力を阻害する部分があるのではないかと感じた。2017/09/15
Masaki Sato
2
技術と市場の変化への対応、大企業病の打破、自前主義よりオープンイノベーション、重厚長大の総合電機より起業家精神を持った専業など、一般論としては首肯できる部分も多いが、ことあるごとに具体例として出てくるのがJDIなのがとにかく残念2021/06/10
aya-ayu
2
業界再編もいいけど、戦略としてソフトウェアの視点が薄いのが疑問.マーケットで求められている価値は変化してしまっており、それに対応できていないのが電機業界の問題ではないのかな.要らないものを作っても無駄ということ.2017/04/16