新潮文庫<br> 夢食い魚のブルー・グッドバイ

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新潮文庫
夢食い魚のブルー・グッドバイ

  • 著者名:玉岡かおる【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 新潮社(2017/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101296111

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内容説明

ぽちゃん。こころの中に、さかながいる。でもそれは友達から恋人へ、たった30センチの距離すら泳いでゆけない哀しい魚だ……。大学卒業を控え、学生から社会人への交差点に佇む、ヤマトと桜子。往く夏のかわりに、ふたりがはじめた物語は、せつない22歳の匂いがした――。恋愛小説に優しい風をはこぶ、新鋭作家の誕生。神戸文学賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

17
複雑で我儘で、頑なな難しい女心。若さゆえの奔放さもあり、桜子はすごく魅力的に映るけど、単純でお馬鹿で今を生きる男、ヤマトには扱いきれへん女性やろなぁ。揺れに揺れる女心を水槽でプクプクと生きるブラックバスに準え共に過ごす。 若いのに色んなしがらみに煩悩されながら自身の信じた道を選択する為に、強い女として生きて行く為に男も家族も魚も切り捨てていく。 ヤマトは最後の最後まで、なんで自分が切り捨てられたんか理解してないと思う。 初めて抱いた次の日にサヨナラやもんな。 馬鹿な男の、可哀想な気持ちに一票。2024/12/24

shikix

2
玉岡かおるさん、初めて読んだ。これを学生時代に読んでいたら、違う人生を歩んでいたかもしれないな、そう思った。前を向いている、それが心地よかったな。2009/03/07

happa456

1
桜子とヤマト。幼馴染みの二人だが、ヤマトは夢を追いつづける。釣ったブラックバスを飼う桜子。4年生として就職が迫る。1993/11/13読了。うーむ。最後の別れはジーンと来る。愛していても食い違う二人。そういうのもあるだろう。男が好きになれない。この人の書く男はどうしてこんなのばかりなのだろう。物足りない。完読1993/11/13

kyon

1
男と女の社会的位置に時代を感じた。2人が出した答えは1番正しいものだと思う。2012/02/23

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