内容説明
【映画化原作】レントンが仲間の金を持ち逃げしてから9年。シック・ボーイは親戚からパブを譲り受け、故郷に帰ってきた。再起を狙って一発当ててやる! そのとき、オランダで暮らすレントン、刑務所にいるベグビー、依存症治療中のスパッドの人生も大きく動き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MATHILDA&LEON
28
衝撃的な前作に惚れ、続編へ。退屈な毎日から脱したい男女たちの、刺激だらけの挑戦。第1作目よりも読み易く、より『めちゃくちゃな』彼らを楽しむことができる。新しく登場する若者たちも実に人間臭く、個性的。若かりし頃に漠然と感じた鬱屈と発散のパワーは物凄い。上巻では、登場人物がズラッと出揃い、一大イベントが始まろうというところまで。下巻でどれだけ読ませてくれるかが楽しみ。2018/11/25
ori
8
上下纏めての感想で。ベグビーのスピンオフThe blade artistを読んで20年ぶりぐらいに再読。昔は「ポルノ」ってタイトルだったのにいつの間にか変わってる。出てくる男達は本当にクズ。改めてしみじみ。ここまでクズか。でも読むのをやめられないし、終わってほしくないし、そのキャラ全員を好きですらある。実生活で知り合いにいたら絶対嫌なタイプで避けるけど。そして再読して気づいたけど女性はみなフェミニストだ。今の価値観から読んでもかなりのフェミニストだ。そこでバランスがとれてるんだな。 2023/12/16
ぴらるく
2
まさしくやつらが帰ってきているのですが、映画ほど時間も経っておらず、文字で現れる彼らは破壊力を失っておらず、映画の悲哀はありませんでした。 丁寧にひとりひとりの近況報告があり、新たな登場人物も刺激的で共感もできる位置付けになっていて、続編としても新たな1冊としても楽しめるすばらしい作品。2017/07/13
UPMR
1
人気作だったから書きましたみたいな感じの続編。先行きが見えなかったはずの人間たちの先行きを描いたため、成り上がりを目指す若者たちの普遍的なストーリーになってしまってる。前作からの路線変更の模索の結果として、序盤から映画製作という明確な目標が設定され、セックス&ドラッグ&バイオレンスのうち、前作ではドラッグの描写が多かったのに対し、今作ではセックスに比重が置かれている。現状メインを張るのはシックボーイだから、軽薄ゆえの単調な展開と中だるみも多い。レントンの登場とベグビーの出獄がどこまで波乱を起こすか次第か。2025/09/23
ウクレレまさあき
1
映画は何回か観ていて、大好きな作品。原作は更に克明に描かれたキャラクターたちが躍動する。ワクワクしながら下巻へ。2023/05/18
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