講談社文庫<br> ともにがんばりましょう

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講談社文庫
ともにがんばりましょう

  • 著者名:塩田武士【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 講談社(2017/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062936033

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内容説明

グリコ森永事件の闇を描いた『罪の声』で大ブレイクの塩田武士が、新聞社を退職して書いた渾身の長編。舞台は新聞社の労働組合。「組合」ってなに?状態の主人公・武井涼は執行委員を押しつけられ、上方新聞労働組合の「七人の侍」と出会った――。仕事とは何か? 誰のため、何のためにはたらくのか? すべてのはたらく人たちへ、勇気を届ける傑作長編!

目次

プロローグ
第一章 七人の侍
第二章 要求決定
第三章 会社回答
第四章 団交 一日目
第五章 団交 二日目
第六章 団交 三日目
第七章 闘争本部設置
第八章 再回答
第九章 祭りのあと
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小説を最初に書いた人にありがとう

122
地方新聞の労働組合の話。馴染みのない組合の活動の話で時間を要した。多くのページを組合活動の内容に費やしビジネス本の様相であったが、団交の中盤から仕事や会社への熱い思いがぶつかり合い感動のクライマックスまでは一気読みできた。寺内委員長と会社側の代表朝比奈労担との応酬は感動。そして、感想ではないけど、この本を読んでいる途中で愛犬を亡くした為、おそらく将来まで忘れない作品になった。2018/03/10

三代目けんこと

57
皆々様、油断なさらぬよう。本書は泣きます、泣かされます。くれぐれも公共交通機関ご利用の際に読んではなりませぬ。2022/08/24

kei302

51
団結用意! 左手を腰にあて右手は拳を握り突き出すように構える(よしっ と声を発する人もいる)、そして「がんばろう」三唱。労組の会合の締めくくりの一幕。春闘は知っていたが秋闘は知らなかった。そんな労使間の主に賃金と待遇改善を巡る攻防の詳細がこれでもかこれでもかと綴られる。最終手段はストライキ。日本では最近ほとんどやってない。新聞社の社員のスト、困る人はだれかなあ。販売店さんか。ともにがんばりましょう!2023/11/05

ピース

50
新聞社における労使の団体交渉がリアルに感じられた。組合ってこんなに頑張ってるのかと驚いだ。以前いた会社の組合はこんなんじゃなかったが。武井には「しっかりしろ!」と何度も言いたくなったがこれを期に少しずつしっかりするんだろう。2021/01/17

ミーコ

45
労働組合の執行委員に無理くり受けさせられた武井君の物語。私も労働組合の執行委員4年やりましたが、こんな労組から意見を出して戦った経験はありません( ̄▽ ̄;) 持ち帰りは経験しましたが。。 入社した頃は深夜まで論議を戦わされてましたが、武井君同様 他人事でした😅 執行委員長 ここまで学んで挑まなければ話にならないなぁ と勉強になりました。長くて 少し疲れましたが、ともに頑張りましょう❗️と言いたくなりました。2019/06/22

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