角川新書<br> 消費税は下げられる! 借金1000兆円の大嘘を暴く

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角川新書
消費税は下げられる! 借金1000兆円の大嘘を暴く

  • 著者名:森永卓郎【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2017/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040821245

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内容説明

この本で強調したいことは、たった一つ、「日本の財政は、世界一健全」だということだ。
もちろん、この主張には多くの人が違和感を持つだろう。それは、「日本の財政は破たん寸前の最悪の状態で、世界でも類をみないほど、莫大な借金を抱えている」という政府のキャンペーンを多くの人が信じ込んでいるからだ。
なぜ日本の財政は世界一健全なのか。なぜ多くの国民は、日本の財政が世界最悪と信じ込まされてきたのか、そのカラクリを本書では、詳しくみていく。
そして、日本の財政が世界一健全だということを前提にすると、バブル崩壊以降、四半世紀以上にわたって続く日本経済の低迷を抜け出す経済政策が浮かび上がる。それは、消費税率の引き下げだ。
本書では、日本経済の正しい状況を把握、財務省主導の増税路線の間違いを正し、日本経済の進むべき道を説く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

47
自分が予想していたよりも面白くて読みやすく勉強になりました。私は数字に強くないし、財政に関しても素人ですが、この本に書いてある事を、そのまま受け取るとするならば、確かに消費税は下げられるかもしれないと思いました。日本の借金も1000兆円あると言われていますが、この本を読んでカラクリを調べると、それほど悲観する事もないと思えてきました。それに、知らなかったのですが消費税について調べていくと、富裕層に行くほど負担が小さい事や、消費税を減らす為の代替案も具体的に書かれており、新たな視点で読めて興味深かったです。2017/11/10

k5

34
マイブームとしての財政。財務省に都合のいい増税論の逆の主張を探していて見つけたのがこれ。富裕層の方が得している、という感情に訴える感じは好きではないですが、すべての所得に30%課税すれば消費税はいらないというのは、全体感として理解できる気もします。デフレ、低金利、円高の状況下では、財政ファイナンスに何の問題もない、というのが主張ですが、奇しくも最終章でトランプ・リスクとして著者が述べている通り、円安誘導の金融緩和に物言いがついたらその前提成り立たないのが大きな問題と思います。2020/04/29

hk

17
後書きにある「人類最大の発明は『虚構』」というトピックはすこぶる腑落ちした。著者によれば人類三大ブレークスルーは、「火」「言語」「物語」である。人類は火によって他の獰猛な動物とも対等に渡り合えるようになり、言語によって思考を外部化することで文明社会を築いた。そして極め付けの新機軸が「虚構」である。王家の伝承や神話そして主権や普遍的価値観などはすべて「虚構」だ。この「虚構」という銀の弾丸(特効薬)によって、社会共同体の構成員を何万人単位にまで膨張させることが可能になった。こうして中世以来人類は組織的に連携す2017/07/04

おおにし

15
あまり売れていないようだが(著者談)森永さんの著書ではベストだと思う。消費税は今回の衆院選の争点の一つになってはいるが、せいぜい8%で凍結するかどうかの話で消費税率引き下げまでの議論に至っていないのが残念。森永さんの本をきちんと読んで消費税引き下げ政策を打ち立てる政党が出てきたら是非応援したいところだが、どの政党も混沌とする政局ばかりに目がいって、経済政策どころではない現状が何とも情けない。2017/10/06

こうすけ2

4
消費税はまだ下げられるって本 これだけ日本の消費税が格差を広げる悪税なのに全く自民党は改善をしない 陰謀論っぽくなるが平民が疲弊していた方が支配しやすいからとしか思えない あと書きで虚構(嘘)の話しが出るがほんとに統一教会に一部侵食されていて笑えないオチ 森永さん知ってたの? 感想がすくなくてビックリ! キンドルアンリミテッドにて2023/09/13

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