コロナ・ブックス<br> 茨木のり子の献立帖

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コロナ・ブックス
茨木のり子の献立帖

  • 著者名:茨木のり子【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 平凡社(2017/03発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582635058

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内容説明

詩人・茨木のり子が残した膨大な日記や料理のスクラップブックから、茨木家の食卓メニューを再現。愛用の台所道具や器も紹介。役立つレシピ付き。
[目次]
◆茨木のり子の献立
みどり式カレー/ポテトキャセロール/鶏の水炊き/ちぢみ/中華風サラダ/茶碗蒸し/めいたがれいのフライ、赤貝の酢の物、カブぬか漬け/ガスパチョ/ローストビーフ/水正果、ちりめんじゃこ とうがらしまぶし/チキンライス、ほうれん草のおひたし/栗ぜんざい/コンビーフサラダ、納豆、わかめ汁/やきとり/雑菜/たこ コリアン風、浦項 かれい細切り、ナムル(3種)/チーズケーキ/ヤンソンさんの誘惑/茹で豚/胡麻豆腐/つけ汁/パエリア/プリン/ハヤシライス/ブイヤベース アイオリソース/きすマリネ/サワークラウト/薬食/わかめスープ/オマール海老のリゾット コーラルソース/マカロニナポリタン/朝鮮風ひやむぎ/粽子/ベークドポテト/ひらめ刺し、柳かれい、熱燗/栗ご飯、なめこ汁、鶏立田揚げ/鶏とびわの甘酢あんかけ/リゾット/野菜スープ/ビフテキ、グリーンピースごはん、玉子焼き
◆茨木のり子の日記抄 1949-1974
◆エッセイ:宮崎治 「東京の伯母さんちの夕食の世界」
◆実測:茨木のり子の台所
◆茨木のり子 略年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おくちゃん🌹柳緑花紅

92
詩人の茨木のり子さんではなく、一家庭人の茨木のり子さんの日記と献立、料理のレシピと写真。読後、私の心の中に湖があるとしたら、とても静かで凪いでいた。ご主人様の頭文字Y。日記の中に度々出てくる「Y喜ぶ」「Yごきげん」に胸の中が温かくなる。結婚生活26年、詩集「寄りかからず」の「寄りかかるとすれば、それは、椅子の背もたれだけ」のイージーチェア。Yが見付け欲しいと言った椅子の画像に胸がいっぱいになる。「我が家のめしにまさるものなし」「やっぱり家のめしはうまい」この言葉に勝る妻へのほめ言葉があるだろうか。2017/07/29

どんぐり

71
詩人・茨木のり子の写真付き食卓メニューと日記帳。同じ平凡社から出ている『茨木のり子の家』の本と一緒に読むと、夫のY氏と過ごした台所の立ち姿が見えてくる。人はみな毎日毎日食べて生きているんだな。写真で見る手書きのレシピがすごい。2018/07/11

こばまり

64
家庭人茨木のり子の姿が垣間見える一冊。当直勤務のある夫のためにさまざまに工夫してご馳走を拵えている。日々のちょっとした出来事と献立の記載は『富士日記』の魅力にも似て。『歳月』『茨木のり子の家』と併せて読むと一層胸に迫る。2022/05/02

よこたん

57
“私の大半の時間は雑用だ。薪をポンポン割って、煮て、きざんで、鍋を洗って、床をふいて、寝まき、くつした、を洗濯して、炬燵に火を入れて、ゆつくりするとねむくなってしまふ。” 詩人の書き溜めた献立メモから料理を再現。手が掛かっているようでいて、意外とシンプルな材料と調理法が多いのに作り手の性格を感じ取る。黄ばんだメモ紙と日記帳に走り書かれた力強い文字に、家庭人としての姿を見つつ、言葉選びに、文章のリズム感に、ああやはりこの方はまず詩人であるのだなぁと思う。使いこまれた台所と道具の写真に主がいた気配だけが残る。2017/11/10

紫羊

49
茨木のり子さんの、日々の献立の覚書をもとに再現された料理の写真が多数。使い込まれた台所と調理器具、居心地の良さそうな食堂の写真からも、優れた詩人であると同時に良き家庭人でもあった茨木さんの地に足ついた暮らしぶりが伝わってきます。2017/03/09

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