創元世界史ライブラリー<br> 創元世界史ライブラリー ハンザ「同盟」の歴史 中世ヨーロッパの都市と商業

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創元世界史ライブラリー
創元世界史ライブラリー ハンザ「同盟」の歴史 中世ヨーロッパの都市と商業

  • 著者名:高橋理【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 創元社(2017/03発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784422203379

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内容説明

世界史上最大の都市連合体として中世から近世にかけてヨーロッパ史に大きな足跡を残し、同時代の経済活動を語るうえで欠かせない「ハンザ同盟」の通史。中世ヨーロッパに特有の都市連合体はいかにしてヨーロッパ北部の経済圏を支配するまでになったのか。本書では、ハンザの盟主リューベクの 成立から説き起こし、やがて絶頂を迎えたハンザ諸都市の展開、その終焉までを描ききる。ハンザ史研究の泰斗による渾身の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

刻猫

5
ハンザ「同盟」という歴史的事象。その名辞するところ、可能的であった経緯、経済的な思惑のある振る舞い。発展も停滞も商人らしさから。2020/01/21

人生ゴルディアス

5
本書の前身にあたる『ハンザ同盟』を8年くらい前に読んだが、その時はうまくハンザというものをイメージできなかった。せいぜい、都市間同盟なのだろう、程度だった。たぶん構成が悪かったのだろう。その点本書は非常に見事で、先に結論「ハンザははっきりとした同盟ではなく、当時特有の云々」と述べられている。議論の落ち着く先がわかっているので、それに沿って内容を理解できた。また、たまに見かける、ハンザが没落したのはイングランド-フランドル地方の毛織物貿易独占が崩れたため、という説も見事に退けられている。非常な良書。2013/07/06

壕野一廻

4
ハンザって言葉しか知らんなという思いから読んでみた。ドイツ的なものというイメージがあったのだがそうではなくて、中世という国家が弱体な時代に生まれた商人の互助組織とでも言うべきもののようだ。ハンザ同盟とも呼ばれるが、これはあまり適切ではなくハンザはハンザであると。ライヒが厳密には帝国とか国家と訳せないのというのを連想した。 港湾都市が河口から遡上したとこに作られがちという話があり、なぜかと思えば海賊対策。これは盲点だったのでお話の設定づくりに生かしたい。2019/08/02

hal

3
出口治明さんの書評でハンザについて触れられいて、興味を持ったので読んでみた。明確な条約などで結びついているわけではない緩やかな都市の同盟的な組織が中世を通して堅実な活動を展開していた様子は非常に興味深かった。イタリア都市との比較も興味深かった。2020/03/01

ゲオルギオ・ハーン

3
中世ヨーロッパにて台頭した都市同盟であるハンザ同盟について成り立ちから衰退していった経緯を解説した本。とても読みやすく書かれていた。ヴェネツィア共和国が地中海各地の港を自前で確保し、維持して物流ルートを広げていたのに対し、ハンザはリューベックを中心に緩やかな協定を組み、イングランドなどの王国に対して商業特権を認めさせることでハンザ商人という商流を整えていった。ヴェネツィアよりも先に衰退したのは当時の通信システムの惰弱性による連携の低さと官僚制度の未成熟(同時代の他国と比べても)が原因のように読めた。2019/10/23

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