現代ブラジル事典

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  • サイズ A5判/ページ数 501p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794806628
  • NDC分類 302.62
  • Cコード C1536

出版社内容情報

変わりつつあるブラジルの全貌を伝える本邦初の総合的事典!

自然、政治、経済、産業、社会、文化、環境、日本との関係、法制
度の各章について、総勢100人を越える第一線のブラジル研究者、専門家が執筆にあたっています。図版を多用するなど視覚的な工夫も凝らし、ブラジルとのビジネス、国際交流、学習などにきわめて有用な情報ツールになっています。

「世界の未来を担う大国」の全体像
ブラジルは、広大な国土(約851万平方キロ)、豊かな天然資源、大きな人口(約1億8000万人)と将来性のある市場を有している。米投資銀行ゴールドマンサックスは、将来先進国に匹敵する経済規模をもつと予測される国々をBRICs(ブリックス)と称したが、ブラジルはロシア、インド、中国とともに、その一角をなしている。また、ブラジルは世界有数の鉱物、森林資源保有国であり、米国と並ぶ食糧供給国になりつつある。大半がブラジルに位置するアマゾンは生物多様性の宝庫であり、その開発と保全政策は、温暖化など地球環境問題の行方を大きく左右する。本事典は、国際社会においてその重要性を高めている現代ブラジルの全貌をヴィヴィッドに伝えることを目的としている。「自然」「政治」「経済」「社会」「文化」「環境」「日本とブラジル」「法制度」の各章から構成され、第一線のブラジル研究者や各分野の専門家(総勢100名以上)が執筆にあたった。図版の多用など視覚的な工夫も凝らし、研究やビジネスに有用な情報を提供するだけでなく、ブラジルに関心をもつ一般読者の知的欲求にも応えるべく編集されている。

編者紹介 ブラジル日本商工会議所 ブラジルで活動する日本企業、地場企業を会員とし、会員の商工業活動に関する相互啓発、日本・ブラジル間の貿易・投資の促進、会員の商工業活動に関して両国政府ならびに関係機関に対する総合的意見を表明することなどを目的とする公益社団法人。その起源は1930年代に遡るが、第二次世界大戦によって中断、51年に宮坂国人によって商業会議所が組織され、その後62年に現在のブラジル日本商工会議所に改名。日本経済団体連合会その他の日本の経済団体と関係を持ち、日本・ブラジル間の経済交流の中心的な組織として活動。広報活動では、各種講演会開催、インターネットによるブラジル情報提供、ブラジル法の翻訳紹介のほか、ほぼ10年ごとに『ブラジル経済事典』を発行。

■本文より

●「第5章 社会と制度の第0節「概観」より抜粋
(前略)ブラジルの北から南、東から西に旅した人は、同じ国を旅行しているとは到底思えないであろう。緑豊かな自然の中で出会うことができるオウムやワニ、6 つのムニシピオ(municipio,市)にまたがって広がるサトウキビ大農園、トラックの荷台に乗って移動する農園労働者、首都ブラジリアの超近代的な建造物群、雨季の訪れとともに数日のうちに枯れ木が芽吹く半乾燥地帯、先進国と変わらない車と人が犇く大都会、ヨーロッパの田園都市のようなのどかな町並、ブラジルにはこれらのすべてがあり、大自然と近代が、繁栄と静寂が、同時に存在している。

●「第7章 環境破壊と持続的開発」の第0節「概観」より抜粋
開発は必然的に環境破壊を伴う。ブラジルでは植民以降砂糖、金、コーヒーなど幾多の経済サイクルを経験したが、そのたびごとに広大な森林が失われた。マタ・アトランチカ(Mata Atlantica, 大西洋岸森林)はすでにそのほとんどが失われた。世界の熱帯雨林の3 分の1 を占めるアマゾンでは、1960 年代の軍政発足以降本格的な開発が進められた。(中略)1990 年代にブラジルは開発政策を自由化・開放へと大転換したが、それは大豆、木材その他の農林産物輸出を飛躍的に増加させ、アマゾンのさらなる森林破壊の脅威となった。都市では先進国型の消費がいっそう進展し、有害ごみが新たな問題として加わった。都市の貧困はさらに深刻化し、多くの人々が劣悪な環境に封じ込められた。(中略)
環境よりも開発を優先するブラジルのスタンスは現在でも基本的に変わりがない。しかし、ブラジルが開発だけを考え、環境保護に何らの努力をしなかったわけではない。(中略)環境基本法の制定、森林
保全のためのゾーニング、保全区の設定、都市環境基準の設定、ライセンスと環境アセスメント制度(環境への影響がある事業について影響調査と事前認可を義務づける制度)、環境犯罪法の制定などを行い、ごみの分別に関しても、資源ごみ、とりわけアルミ、スチール缶についてはリサイクルが進展している。また企業は社会的責任(CSR :Corporate Social Responsibility)の遂行の一環として環境保護を重視しつつある。(後略)

●「第8章 日本とブラジル」、「日本のなかのブラジル人社会問題」の項より抜粋
1990 年の出入国管理及び難民認定法(入管法)の改正以来、日本にいわゆるデカセギにくる日系ブラジル人が毎年急速に増え、現在は全都道府県に居住し、各地でブラジル人コミュニティを形成している。日系ブラジル人の滞在の長期化に伴って、さまざまな問題が発生している。第一に社会保障の問題である。デカセギ就労の場合、「デカセギ現象」が始まった当初から、斡旋業者・派遣業者による間接雇用の形態が多く、デカセギ労働者が厚生年金や健康保険などの社会保障を十分に受けていない問題があった。これは20 年近くを経た現在も解決されていない。第二は、地域社会への適応の問題である。各の自治体や民間の交流団体が努力しているが、適応を進めるためのブラジル人自身による互助組織は少ない。(後略)

内容説明

本事典は、「国際社会の未来を担う大国」として登場し始めたブラジルの全貌を具体的に、生き生きと伝えることを目的として編纂されている。9つの分野ごとに章を設け、現代ブラジル社会の全体像を体系的に解説した。

目次

第1章 自然と人々のくらし
第2章 政治と市民参加
第3章 経済発展
第4章 産業とグローバリゼーション
第5章 社会と制度
第6章 文化と多元性
第7章 環境破壊と持続的開発
第8章 日本とブラジル
第9章 法制度

著者等紹介

小池洋一[コイケヨウイチ]
拓殖大学国際開発学部教授。専攻は経済開発論、ラテンアメリカ地域研究

西沢利栄[ニシザワトシエ]
元筑波大学教授。理学博士。専攻は自然地理学。1983~99年「G7ブラジル熱帯雨林保全パイロット・プログラム(PPG7)」国際諮問委員会委員を務める

堀坂浩太郎[ホリサカコウタロウ]
上智大学外国語学部教授。専攻はラテンアメリカ地域研究(政治経済)

西島章次[ニシジマショウジ]
神戸大学副学長(経済経営研究所教授)。経済学博士。専攻はラテンアメリカ経済論

三田千代子[ミタチヨコ]
上智大学外国語学部教授(ポルトガル・ブラジル研究センター長)。社会人類学博士。専攻はエスニック・グループ研究、ブラジルおよびラテンアメリカ社会研究
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