内容説明
新しい家と新しい家族、幸せな日々に戦争の影が……。結婚した幸吉は、商売にも手腕を発揮し、当時の北海道ではめずらしい本建築の家や店を建てた。北洋商会から独立し、「平出(ひらいで)商店」の看板を掲げた、忙しくも輝かしい日々を支えたのは、妻のおさよはじめ、多くの周囲の人々のはたらきだった。やがて、待望の子を授かり、その成長に希望を託す一家だったが……。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiko
4
中巻はなんといっても、リツ。自分の考えをしっかり持って生きるリツ。意にそまぬ結婚をしてどうなるのか?つらいリツの様子は読むのもつらい。ただ最後には何か変化を感じさせる出来事が!どうなるのか下巻が楽しみ。2023/11/16
Ribes triste
4
幸吉は北海商会を独立し、平出商店を立ち上げる。財をなした父の時代から、娘たちの時代へと物語は進む。釧路を含め、周辺の街がどんな風に発展していったかは、郷土史として読んでいて面白い。いきおい、次巻へ。2018/04/10
Yoichi Taguchi
1
中巻は、幸吉の立身出世物語からリツとルイの平出商店2姉妹に中心が移る。幸吉が見込んで、リツ・ルイの2姉妹が毛嫌いしている修二郎は、平出商店にとって吉なのか凶なのか?日露戦争も始まり、いよいよ下巻に。2019/03/03
micari
1
9.上巻に比べて話の展開の早いこと!そして物語の核になる世代の交代がとても上手い。前世代では話の中心にいた人達が、今世代に関わりが無くなった時点で上手い具合に消えて行く。でも放ったらかしにはせずに、いい頃合いにその後の消息を挟んでくる。前世代の人達も上手く歳をとっていって、あのワラシだったモンちゃんも、おたきも、立派なオジさんオバさんになっている。でわ下巻へ→2017/02/19
ぼび
0
4/52009/03/20
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