文春e-book<br> ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する

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文春e-book
ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する

  • 著者名:山田敏弘
  • 価格 ¥1,223(本体¥1,112)
  • 文藝春秋(2017/03発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163905211

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内容説明

トランプ大統領の当選に影響を与えたのが、選挙中に起きたメール流出事件。このハッキングを行ったのはロシアだと考えられている。インターネットが普及し、サイバー空間が「仮想空間」から「現実」へと変わった現在、サイバー攻撃は国の運命すら左右する。さらに、情報戦だけでなく、ウィルスを通じて原子力発電所などのインフラを破壊するサイバー攻撃も可能となっている。サイバー攻撃はいかにして進化してきたのか? 本書ではサイバー空間が、初めて国家間の争いの舞台になった1986年の出来事から、スノーデンによって暴露されたNSA(米国家安全保障局)による世界規模の監視網、不気味な動きを見せる北朝鮮やイラクなど、サイバー攻撃の歴史を紐解きながら今、世界で何が起こっているのかを解説。日本もすでにサイバー戦争に巻き込まれている! 来たるべき大きな混乱の時代を生き抜くために必読の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

21
ーあなたのデータは我々のもので、あなたの装置は我々の装置である。 ROCのこのジャイアニズムよ。 こんなSFじみた世界が、しかし現実に紛れもなく存在する事実に驚嘆を隠せない。 社会的に重要な立場になればなるほどこの理不尽な攻撃に晒される危険性が増すのなら、名もない一般市民として何も知らずに搾取される方が幸せなのではないか、とすら思えてくる。2018/01/11

ふぇるけん

15
「ゼロデイ」とは、まだ世に知られていないソフトウェアの欠陥のこと。よって、この欠陥を突いた「ゼロデイ攻撃」は当然どんなウィルス対策ソフトを入れていても対処することができない。こういった脆弱性を米中露のような国家が1つあたり数万ドルで買い集めているらしい。このような世の中では、もはやあらゆるものが傍受されうることを想定して戦略を立てなければならない。IoTなどは特に電力、水道などのインフラなどでは、それがそのまま脅威となりうる。ラルフ・ラングナーのTED TALKは観ておこう。2017/10/19

Honey

9
え、そんなもの売買しちゃうの? なんて浅ましい…とはいえ、もうそうなっちゃっているのなら、その前提で対策を考えないと。 まずは多くの人がそういうサイバー戦争の構造を知らないといけませんよね。 サイバー攻撃とか情報戦とか、言葉はすでにおなじみになってますが、その実際はいまいちピンと来ていない…ファーウェイやLINEの危険性も全然感じていない人の方が多そうだし… ああ、心配です。2018/11/17

GASHOW

9
ゼロデイ とは、ウイルスなどが登録されてセキュリティの対策が取られる前の新種のことだ。セキュリティ会社的には、存在を認めていないのでゼロデイなのだが、作られて1日経っていないわけではない。サイバー攻撃には、当然、マルウェア対策の取られてない新品を使う。スタックスネットによって原発施設のアラートを送らない仕様にさせられた事件もあった。2018/01/16

takachan

9
良書。カッコーから最近のサイバー攻撃まで専門的な言葉を使わずに平易にわかりやすく中立的な立場で書かれている。また、政治、経済、リアルな戦争、憲法9条まで触れられている。サイバー攻撃って何?って人にお勧め。kindle2017/08/09

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