文春文庫<br> 男ともだち

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紙書籍版価格 ¥781
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文春文庫
男ともだち

  • 著者名:千早茜
  • 価格 ¥743(本体¥676)
  • 文藝春秋(2017/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167908072

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内容説明

誰よりも理解しながら決して愛しあわない二人

冷めた恋人、身勝手な愛人、誰よりも理解している男ともだち……
29歳の女性のリアルな姿と彼女をとりまく男たちを描く直木賞候補作。

29歳のイラストレーター神名葵は、
関係の冷めた恋人・彰人と同棲をしながらも、
身勝手な愛人・真司との逢瀬を重ねていた。

仕事は順調だが、ほんとうに描きたかったことを見失っているところに、
大学の先輩だったハセオから電話がかかる。
七年ぶりの彼との再会で、
停滞していた神名の生活に変化が訪れる――。

解説・村山由佳

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

222
『愛人でも恋人でもないよ、ハセオはただの男ともだち』。悩み苦しみながらも『自分が小さかった時に見たかった景色』をようやく見つけたというその女性。そんな女性から『ハセオにとっての愛情ってなに?』と訊かれた男性はこんな風に答えます。『見ててやることかな』。女性の側から見えるそんな男性の事を「男ともだち」という言葉をもって描いていくこの作品。そして、葵という一人の女性の成長の物語が描かれるこの作品。「男ともだち」なんて関係性は絶対にあり得ない!そうおっしゃるあなたにこそ是非読んでいただきたい、そんな作品でした。2021/12/25

相田うえお

117
★★★☆☆19099 初読み作家さん!読み物としては楽しめましたけど、久しぶりにどの登場人物にもまったく共感出来ませんでした。異性の友達...子供や学生,御高齢の方なら分かりますが、普通は友達だと言っても世間一般にはなかなか理解を得られるものではないでしょう。まあ、下心の無い異性の友達がいるというのは素敵な事だとは思いますよ、確かに。。(周りからは単なるカップルに見えるだけかもしれませんけどね。) そうだ!当方、異性の友達いました!二匹も。。メス猫ですが何か問題でも? っていうか、ニャンは家族だった。2019/11/01

ゴンゾウ

116
「あとかた」を読んでからずっと気にしていた作品。一方であの世界に触れると危ないと思ってなかなか手にできなかった。神名もハセオもどうしようもない。倫理の枠には収まらない。自分の近くにいたら近づきたくない。でもどこか惹かれてしまう。2020/01/24

ゆいまある

111
うわあ、好み。一緒に暮らしてる男とは腐りかけの京都在住イラストレーター29歳。時々刺激を貪り合う既婚医師の恋人もいる。そんな中、再会したイケメンの(と、主人公は思っている)男友達(製薬会社営業)に惹かれていく。恋になるかならないか分からない恋愛未満が1番美味しいのよね。脇役もみんな一癖ある美形揃いで、まるでデパ地下スイーツのような恋愛小説。男友達とセックスしそうでしない。実はやったら凄く気持ちいいんじゃないかなという予感だけでしない。医者の世界では不倫よりも喫煙のほうが罪が重いんやで。この作家追いかけます2020/02/09

タカユキ

100
主人公の危うさがとても綺麗で繊細。そもそも友情の定義とは?男女の友情はあるのか?個人的にはあって欲しい。ハセオは適度に距離を保ってくれる存在。優柔不断に見えるけど意思は強い。神名は傍から見ると強い女。だから弱さをさらけ出せない。恋でない愛とはなんなのか?性という垣根を越えてある繋がりと裏切らないという信頼感。それぞれが性に対して奔放だからこそ、それを介さない二人の関係。いざというときに手を差し延べてくれる存在。確かにそれはズルい存在なのかも知れない。ほろ苦い読後感。でも嫌いになれない。自分もズルいかな?2020/06/02

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