内容説明
代ゼミの人気講師が執筆した,わかりやすい教科書です.フルカラーの図を数多く盛り込み,視覚的に理解を促します.高校と大学の物理をなだらかにつなぎ,リメディアルにも最適です.
目次
第1章 温度と比熱
第2章 気体の性質
第3章 熱力学の第1法則
第4章 熱力学の第2法則
第5章 自由エネルギーと熱力学的関数
第6章 気体分子の分布確率
第7章 統計集団
第9章 量子統計の基礎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
17
高校物理の勉強を始めてはや2カ月。大学生向けの参考書だけど、熱力学の分野だけなら読めなくはない。最初のうちは、熱力学に何の意味があるのかと頭を悩ませていたけど、後半に明快な答えが書いてあった。「何のためにエンタルピーや自由エネルギーなどと呼ばれる物理量を導入しなければならないか。/その答えは簡単に言ってしまえば、『独立変数をさまざまに取り替えることで①観測量から、さまざまな熱的性質を探るため、②物理量どうしの関係式を導き出すため』」。要するに、分かっていることで、分からないことを探ろうということだ。2021/06/29
たぬき
1
絵を書くのも大変です2012/08/15
yoshi1987
0
物理学と機械学習の関連が離されるようになってきたので学部時代の学んだことを思い出すために 物理学に離れて時間がたってしまったせいかうまく言葉で表現できないが、熱学・統計力学は非常に物理的な学問だなと改めて感じた2020/01/18