ハーレクイン ぼうやはキューピッド

著者名：レベッカ・ウインターズ【著者名】/寺田ちせ【翻訳者名】

ハーレクイン（2017/03発売）

• ISBN：9784596937933

内容説明

キャシーは大手銀行頭取のトレイスの姿を見て、はっと息をのんだ。間違いなくぼうやのパパだわ。まさに姉の息子に瓜二つだ。産後、病床にあった姉は、病院の手違いで赤ちゃんが入れ替わったと言い続けていた。そしてとうとう、ぼうやの本当の親を見つけてやってほしいと言い残して逝ってしまったのだ。キャシーは必死で事情を説明したが、トレイスは聞く耳すら持たず、それどころか誘拐犯と決めつけた。「作り話はそれだけか」彼は冷たく片眉をあげて、警察を呼んだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ばん]

赤ちゃんの取り違えから始まる便宜結婚もの。最初の印象は最悪だったけど、子供への態度やヒロインへの思いやりからヒロインがヒーローへの気持ちを徐々に自覚していくのがよかった。ロマンスだけじゃなくヒーロー姉の過去の乗り越えて前へ進んでいく姿にあったかくなる。かわいい赤ん坊と素敵な家族、ほのぼのとした良い話だった。

2017/03/29

[akiyuki_1717]

とても読みやすかった。レベッカさんらしく醜い嫉妬や、意地悪い登場人物もなく、家族は優しく、子供は可愛く癒されました。子供の可愛さや、泣き出したこともをあやす姿を描くのは天下一品だと思います。ヒーローはヒロインと違って女性経験も豊富なんだから、気難しさを前面に出さずにもっと素直に対応できなかったのかと、中盤はイラついたほどでした。ヒロインは姉の子供(それも取り違えられた)を自宅兼アトリエを仮店舗にして生計を立て育てている素晴らしく優しい女性であることは間違いないんだし、もっと優しくしてくれてたら良かった。

2019/07/29

[ふじこ]

赤ちゃんの取り違えから始まる便宜結婚のお話。2人とも出会った時から惹かれ合っていたのに、素直に気持ちを伝えないもんだからすれ違っててじれったい。最終的に思いが通じ合ってよかったね。子供たちが可愛らしいくて読んでいてほっこりした。★★★☆☆

2018/04/29