全裸監督 村西とおる伝

個数:1
紙書籍版価格
¥2,640
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

全裸監督 村西とおる伝

  • 著者名:本橋信宏
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 太田出版(2017/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784778315375

ファイル: /

内容説明

人生、死んでしまいたいときには下を見ろ! おれがいる。
前科7犯。借金50億。米国司法当局から懲役370年求刑。奇跡の男か、稀代の大ボラ吹きか。“AVの帝王”と呼ばれた裸の男の半生(ノンフィクション)。
日本経済に必要なのは、村西とおるが手放さない生への希望である。
資本主義は死の絶望と生の希望を両輪とする経済システムであり、多くの人が死の絶望に怯えるとデフレになる。甦るには、村西とおるが手放さない生への希望こそが必要だ。
バブル期に消費資本主義を支配するには流通を制覇するコングロマリットこそ必要と考えた西武百貨店の堤清二とアダルトビデオの村西とおるは、経営破綻後も特異な言語表現を手放さない陽と陰の双生児だった。(松原隆一郎・東京大学大学院教授)
村西とおる、本名・草野博美。工業高校卒業後上京。どんな相手でも陥落させる応酬話法によって、英会話教材販売売り上げで日本一達成(1つ目の日本一)。インベーダーゲームのブームに乗り、ゲーム機設置販売で財を成す。ビニ本と裏本の制作・販売業に転じ、業界日本一になる(2つ目の日本一)。指名手配され逮捕。再起を図ってAV監督になり、“駅弁”“顔面シャワー”など次々と新機軸を考案。ハワイで撮影中にFBI合同捜査チームに逮捕され懲役370年を求刑される。黒木香主演「SMぽいの好き」でみずから相手を務めて、“AVの帝王”と呼ばれ、業界日本一に(3つ目の日本一)。ジャニーズ事務所に喧嘩を売り、元フォーリーブス・北公次復活をプロデュース。事業拡大に失敗、50億円の債務を負う。前科7犯。無一文になりながら専属だったAV女優と再婚、長男をお受験の最難関小学校に合格させた。そのどれもが実話である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

158
図書館の予約に大幅に出遅れてようやく読めました。出版されてから1年以上経つので、新作ハンター失格です。波乱万丈のAV界の帝王の人生は凄まじい、700P超一気読みしました。昨年読んでいたら、昨年のMyBEST20にランク入りしたはずです。『ナイスですね♪』前科7犯、借金50億円、村西とおる、応酬話法、恐るべし。本書の発行日が昨年の私の誕生日で、看板女優の黒木香が大学の1年先輩というのも何かの縁かも知れません。【読メエロ部】課題図書2017/11/02

ゆいまある

119
間違いなく今年のベスト本に入る。お金払って読む価値のある本。人の欲は色、金、名誉と言われる。大抵はどれか一つに弱い。全てを過剰に求め全てを手に入れ全てを一瞬にして失う村西。ここ迄の起伏の大きな人生はそうない。クライマックスは黒木香。あの知性とエロスは村西への愛ゆえ輝いた。それでも黒木を自分が作り上げたハーレムにいる愛人の一人として扱う村西。酒に溺れていく黒木。会社を失ってからが読ませる。初めて家族の愛に目覚める。息子の慶應幼稚舎受験の場面が作者の見せたかった世界だろう。どんな人生にも希望はある。2020/01/15

遥かなる想い

116
AVの帝王 村西とおるの 評伝である。 前科七犯 借金50億の人生は凄まじい。 AV業界の変遷が村西とおるの人生と共に語られる。黒木香、北公次、松坂季実子など 当時世間を賑わした名前が懐かしい。 あの騒々しかった時代に 村西とおるは どう生きたのか…破天荒な一生が 思い出に 変わっていく…断片的なスキャンダルが なぜか懐かしい、そんな作品だった。2022/03/19

海猫

111
生い立ちやサラリーマン時代、ビニ本出版の話など序盤の時点で猛烈に面白い。頻繁に挿入される村西本人の語りが強烈なインパクト。金の匂いに敏感でスケベったらしい発想が下品だが、インテリジェンスに溢れているので印象が「ファーンタスティーック!」になる。AV監督になってからの爆進ぶり、実行したことの凄まじさにはバイタリティの強力さを感じてクラクラした。人生の振り幅の大きさにも唖然とする。本の価格が2640円、分厚いが濃厚エピソードが満載、引き込まれ一気に読んでしまった。生きるエネルギーを、強引に注入された気がする。2020/01/14

keroppi

94
Netflixでドラマを見て、原作も読んでみたくなった。あらためて、あのドラマが実によく出来ていると思った。この原作には、村西とおるの凄まじい人生が激しく描かれており、様々なエピソードや関係する多岐な人物が登場する。その中から、あれだけの登場人物に絞り、ドラマチックで映像映えするストーリーに創りあげた脚本はなかなか立派だと思った。ドラマとこの原作、両方見ることで、村西とおるのエネルギーをより感じ取ることが出来たような気がする。ドラマでは描けなかったジャニーズ事務所はじめ、実在の人物との関係も興味深かった。2021/09/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11208009
  • ご注意事項