内容説明
死者の魂を送る「ツゲサン」を父から継いだ柊一。一方、柊一の近くの集落に住む誠は、地区の神社のご神体にまつわる不思議な話を耳にしていた。その頃、大学生の沙織は、感染症の疑い例により空港で足止めされた父に気を揉んでいた。そんな3人の人生に東南アジアで発生した脅威の感染症が影を落とす――。彼らの前に突然現れた安曇は、忍びよる脅威に一つの仮説を立てた。それは人類の進化の先にある絶望的な未来だった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
63
「長い腕」を読み始めた頃を思い出しました(^^;。随分前になりますが一巻を読み上げるのに途中で挫折するも、読み友さんのお陰で一気に2巻3巻と読了できたことを。今回も最初は意味が掴めなくて・・。AIがどうのこうのと言っている時代でも大規模感染症が発生したり「ツゲサン」等と言う土着信仰のようなものまで登場するし・・。これはどうやら2巻から読み始めたようです(^^;。kindleunlimitedで1巻の「疫神」を探してみます。読み易いかと問われれば読みにくい。でも入り込んでいくと「多田君」の存在が面白いです2019/06/13
たぬ
35
☆4.5 川崎氏3冊目。得体のしれない疫病がはびこる恐怖と謎めいた風習が掛け合わされてとても面白かった。今現在の日本に通じる部分も多くて。“異常巻”説は斬新だったなあ。多田君、飄々としているけど彼もひょっとして…? 藤原父が冷静で頼もしかった。2021/05/24
シン
15
C評価。 期待ほどではなかった。 こういう発想なのは大好きなのだが面白さはいまいち。 あと読む順番を間違えたっぽい。2017/03/06
キムチ猫屋
13
そんなパニック感は無かったなぁ。話の発想はオモシロかったけど。この世とあの世は繋がっている。ちょっと信じてみたりする。ふふふ^_^;2019/10/05
にく18
13
川崎草志の作品、長い腕の三部作とこの〜神シリーズを読んだだけだけど、どれも登場人物がどこか寂しくて、こちらも寂しくなる読後感。結局、ヒトは終焉を始めてしまったのかな。続き求む。2017/07/29
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