角川文庫<br> いつか春の日のどっかの町へ

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角川文庫
いつか春の日のどっかの町へ

  • 著者名:大槻ケンヂ【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2017/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041053782

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内容説明

40歳になった年、8年間活動を休止していた筋肉少女帯が再結成。その後、フジロックやロックインジャパンフェスティバル、アニメロサマーライブにも参戦し、音楽活動では人生何度目かのピークを過ごしながら、心の中には常に「アウェイ感」がつきまとう。このままでよいのだろうか、この先どうしたらよいのだろうか。これまでの人生でやり残したことはないのか。それが見つかるのだろうか――思い悩んだ挙げ句、楽器店でギターを購入した大槻ケンヂの挫折と挑戦と成長の日々。
「有限の人生の中で、でもどこからでもいつからでも人は新しいことを始めることがきっとできるのだと思うし、そう思った方が楽しいよ、という、おせっかいです」Byオーケン
笑えて泣ける、私小説!

※本書は、2014年3月に単行本化された『FOK46 突如40代でギター弾き語りを始めたらばの記』を加筆・修正し、改題した文庫が底本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

105
大槻ケンヂ40代からの手ならい奮闘記エッセイと、プラスアルファ的妄想小説。多彩な表現者としてのマルチぶりと、破天荒で奇天烈な人となりをチラリ知るのみの、実は著作初読みです。ところが、その文字表現者としての稀なる才の深さに、これもう感服。カバー裏袖の著作数もさることながら、エッセイにおける自己省察力と、巧みな言葉選びのセンスには、さすが世に出る「才能」と「運」と「継続」のある人はちがうよね、と首肯しまくるのです。40代…、この40をキーナンバーに、人とギターと自身を熱くユルく弾き語りならぬ、書き語りです。2022/11/13

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

62
表紙にひかれて。本書は、40代半ばにして突如、ギターの魅力に夢中になり、弾き語りの練習を始めライブに挑戦して、人生いつからでも新しいことができるんだと勇気と希望を与えてくれるエッセイ。夏フェスで、木村カエラさんの感動的かつおごそかなステージの次の出番がまさかのオーケン。この感動に抗うため、血まみれのマネキンの生首をふりまわしながら登場して、感動からくるくるパーの大どんでん返しでその場は興奮に早変わり。これには笑った、笑った。さすがオーケン。今度はオーケンの小説を読んでみたいなあ。2021/09/02

ちぇけら

28
いつかぼくが どこかとおくに行ったとき 思いだされるような 今日を過ごしたいのさ。細分化された永遠(いっしゅん)を ずっと ラララ。だけど裏庭のダリアから きいたよ。もう、どこにもないって ホントか?こないだまで 手をのばせばすぐ そこにあったのに。階段のてすり 屋上のドア いわし雲。ラララ いつかは昇りたかったな。ぽっかりあいた こころの隙間を埋める呪文 しんじゅく しぶや 簡単さ。左手でコードをおさえて 右手でしんじゅく しぶや。だいじょうぶ。そして、歌うんだ。「ギターよ孤独な者の心を癒せ」2019/08/08

じゅむろりん

19
齢40を迎えた大槻ケンヂ(筋肉少女帯vo.)が急にギターを始めて、ソロでライブをやり出した日々を綴ったエッセイのような私小説。友人の死、兄の死、仲間との競演(いろんなミュージシャンが出てきて楽しい)、中古時計店、妄想、キカイダー分析など、タメにはならないが飽きない、真理はないが学びのあるネタばかり。(褒めてます)自分を見つめ、周囲の同世代に感化され、先の人生を考え始めるオーバー40の奮闘記でもある。読んでて52歳の私も何かにチャレンジしたくなります。2025/08/13

名言紹介屋ぼんぷ

19
『ただ実人生においては、 40代はいつでも心の中にアウェイ感がいる。 有るのではなくいる。 棲んでいるのだ。』#読了2023/11/30

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