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内容説明
98年に刊行されロングセラーとなった『青い月の物語』に続く小浦昇「月のシリーズ」第2弾。美しい小浦さんの絵と詩が素敵な1冊。月と私のふたりだけの秘密。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(C17H26O4)
73
赤い月の光が優しく満ちている。世界は美しく霞む。このあたたかくて切ない赤は、誰かを愛しく想う気持ちが見せる幻影かもしれない。赤く染まった月の歌がきこえる。「それはまだ見ぬ過去のできごと。/それは遥か未来の思い出。」でも、こういう月の光を、いつか確かに見たことがあるような気がする。2022/12/09
三枝
9
青い月の物語の続編。青い版画に比べるとノスタルジックな古めかしい作品が多く観られます。赤というよりは夕日の色に近く、夕方と夜の境目の時間が静止しているような世界観が味わえます。 2015/04/15
キリ
5
『青い月の物語』が良かったのでこちらも購入。初めは青の後に赤は色的にきついかなと思っていましたが、赤にオレンジが混ざった『夕焼け色』できつく感じませんでした。不思議な世界観の絵と添えられた文がこちらも良かったです。赤い月=不吉というイメージが変わる(?)そんな本でした。2017/04/30
ケイゾウ
5
中秋の名月なので再読。娘と一緒に鑑賞しました。実際の赤い月はどこか不安な気持ちにさせられますが、この画家さんの銅版画は優しく感じます。そして、とても静かな画です。2014/09/08
bakumugi
4
月って寒色にその美しさが映えるイメージだけれど、この画家の創り出す赤や橙など暖かい色味は不思議と月とマッチしていて、幻想的で素敵。詩も絵のなかにふっと浮かんで消えていくイメージで、絵とことばがうまく共鳴している。青い月の物語が先に刊行されたらしいが、図書館検索にヒットしないのが残念orz2014/01/30