ちくま新書<br> 日本の戦略外交

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ちくま新書
日本の戦略外交

  • 著者名:鈴木美勝【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 筑摩書房(2017/02発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480069443

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内容説明

日本を取り巻く外交の〈戦略環境〉は劇的に変化した。対外膨張を志向する中国の台頭、疲弊しながらもなおグローバル・パワーとして期待される米国の焦燥、世界最大の民主国家インドの野望、ロシアの策謀、EUにおける移民の流入や英国の離脱……。地殻変動の中、日本の外交はこれまでどう変化してきて、これからどこへ向かうのか。キーマンたちのインサイド情報を基に、日本の〈戦略的リアリズム〉を解剖する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

40
時事通信解説委員による安倍政権の外交戦略まとめ。過去の自民党政権との違いがわかり興味深い。基本ポリシーは如何に中国の台頭に立ち向かうか。日米同盟を軸に仲間づくりを進める。安保ダイヤモンド戦略なる海洋戦略があったというのは初耳でした。安倍さんは熱心に海外を飛び回ってる印象でしたが、真相はこういうことだったんですね。外交とはまさに安全保障そのものです。ただ、海外マスコミの報道で極右のイメージを刷り込まれてしまっていることがマイナス面なようです。人も国も「イメージ」は大事ですな。2017/07/09

makio37

3
あの安倍首相に「戦略的リアリズム」などあるものかと斜に構えて読み始めたが、読むうちに著者の誠実さは伝わった。「自由と繁栄の弧」から「安保ダイヤモンド構想」へ。安倍外交の黒子として、谷内正太郎が構想し、兼原信克の直観力と谷口智彦の筆力が形にしてきたその舞台裏を知れた。対露外交の仕組みを外務省ロシアスクール中心から官邸主導へと激変させた頭脳は世耕弘成だろう。馴れ馴れしくも「ウラジミール」を連発してプーチンの懐に入りこめる安倍首相のキャラクターは、非凡と認めざるを得ない。2017/06/10

numainu

1
評価B2017/07/13

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