じっぴコンパクト新書<br> 「橋」と「トンネル」に秘められた日本のドボク

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じっぴコンパクト新書
「橋」と「トンネル」に秘められた日本のドボク

  • 著者名:三浦基弘/造事務所
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 実業之日本社(2017/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408112060

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内容説明

「土木構造物って、すごい」。近年、ダム、鉄道、道路、団地、工場といったインフラの大切さ、その背景にある物語や産業的な発展に、きちんと目を向けられるようになってきました。むしろエンターテイメントとして、新たな概念「ドボク」として楽しまれています。橋とトンネルの魅力は、それぞれ「構造」と「工法」。その切り口で、数式を使わずに橋の構造を、豊富な事例でトンネルを解説します。地形を克服し、物流・移動を確保して国土の骨格を造り上げる橋とトンネル。無数にあるそれらは一見、無骨で味気なく見えるけれど、実は個性がそこここに散りばめられ、そこに造られた必然性や個々の事情もみえてくるのです。橋やトンネルの発展の歴史も、世界や日本の産業史とも強く関わっていて、とてもドラマチックなのです。 ●目次抜粋 /part1 知ってるようで知らなかった「橋」の世界■橋を構造別に四つに分け、その力学を理解しよう■橋の構造は、部材が石から鋳鉄、そして鋼鉄へと進化することで発展した■東京ゲートブリッジが、恐竜のような形になった深い理由■条件や目的によって変わってくる、四種類の橋の架設工法■橋の構造別■世界一長い橋と世界一高い橋■日本の橋よりさらに不思議な、世界の個性的な橋めぐり /part2 知れば知るほどアメージング! 奥深い「橋」の魅力■「鉄の魔術師」エッフェルが空に向けて架けた大きな橋■「もったいない」の精神で100年を超える鉄橋を再利用■橋の概念を打ちやぶる 渡らない橋に水面の下に架かる橋■人で落ちた橋、風で落ちた橋 恐ろしい落橋事故の歴史■ダムカードに続け! 埼玉県が独自に発行をはじめた「橋カード」 /part3 見えない部分がすごい! 「トンネル」の世界■世界と日本のトンネル史をひもとく■まったく違う発想に基づいている、四種類のトンネル工法■日本のトンネル技術の粋を集めて完成した青函トンネル■トンネル内でアップダウン 重力を利用した安全性と経済性■トンネルの部材と建設様式をみれば、いつ造られたのかがわかる■未曾有の難工事となった鍋立山トンネル /part4 知ればもっと、なかにいたくなる 「トンネル」の魅力/■交通や物流面で大きな変化をもたらしたトンネル■日本と世界のトンネルの長さ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

124
橋とトンネルが好きな方向けの本だと思います。とくにそれをつくるための工法なども詳しく説明してくれます。ですので鉄道や道路などの交通手段を作る際に、このような障害を失くす手段としての橋、トンネルが必要になったことを歴史との関連でも説明してくれます。あまり専門的でもないので一般の人でもすんなり読める気がしました。2017/03/24

乱読家 護る会支持!

4
吊り橋、トラス橋、カンティレバー橋、アーチ橋、カラビ橋等の構造と橋の掛け方。 開削工法、シールド工法、NATM『ナトム)工法、沈埋工法等のトンネル工法。 ヒト、モノ、カネをより遠くにより早く運ぶために進んでいった橋とトンネルの技術。急速に経済発展する中国の高架橋の建て方がすごすぎる、、、2017/09/14

obje

2
★★★☆☆ 橋とトンネルについて歴史や技術的な経緯も含めて詳しく書かれているので興味を持って読むことが出来る。一方で、構造的な説明を文字で読むとこれ程イメージし辛いとは。一部挿絵はあるが構造の説明は図面付きで読みたい。2017/11/28

Takeshi Iyoda

2
初学者にめちゃくちゃ良い本だと思います。もちろん一般の方にも・・・。オススメです!2017/04/24

ぴのぴのこ

1
橋はなぜ様々な種類があるのか、なぜ直線ではなく山のような形をしているものがあるのか、どうして上から吊らないといけない橋があるのか、アクアラインはなぜ途中から海面に出ているのか、どんな工法があり、どんな機械を使っているのか、笹子トンネル事故後のトンネルの排気方法の変化、など、細かいコーナーに分けて解説されていた。隅田川には様々な橋が架かっているがデザインの多様性を持たせる為に全部形が違うのではなく、地形や用途、費用など総合して決められているのだなと、ざっくりと土木の基礎を知り、今後の知識拡大に役立てよう2021/10/12

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