内容説明
【簡易型認知行動療法の具体的な進め方がイチからわかる!】認知行動療法(認知療法)は、その有用性から、医療現場だけでなく、企業や地域、学校等で広く活用されるようになっていますが、誤解されたり誤用されたりすることが少なくありません。そこで本書では、実際の現場で認知行動療法をどのように活用すればよいかについて、実践的かつ具体的に解説しました。こころだけでなく、食事指導や運動教育、睡眠教育まで網羅していることも本書の特徴です。また、本書記載のパスワードをご入力いたくことで、専用ウェブサイト『簡易型認知行動療法実践マニュアル』活用サイトから関連資料の閲覧、ご利用が可能です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かがみ
3
前半は認知行動療法の基礎、代表的スキルの解説。後半は様々な分野での活用例の紹介という構成。誤解されることが多いが、認知行動療法の目的はネガティブな認知をポジティブな認知へ変えることではない。あくまで現実的問題を解決するための一つのアプローチとして、必要に応じて不適当な認知を修正するのである。聞くところによれば本書は定価を抑えるためあえて自費出版という選択をとったとか。背景には生起する多様なニーズに対して人的リソースが不足している現状に対する第一人者としての強い危機感があるように思われる。2018/06/02
ねころじ
2
精神科疾患の患者さんを診るのに必要だと思い、読み始めた。コミュにケーキ技法についても載っていてよかった。診療に活かしたい。認知行動療法のスキルのための7つの方法が挙げられていて、その一部しか載っていないので、他の方法についても知りたくなった2023/04/03