集英社新書<br> 「権力社会」中国と「文化社会」日本

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集英社新書
「権力社会」中国と「文化社会」日本

  • 著者名:王雲海【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 集英社(2017/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087203486

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内容説明

日本と中国の政治的関係は、なぜ悪化しているのだろうか。これまで歴史認識の違い、靖国神社参拝問題等々多くの理由が挙げられ、またさまざまな論が出されている。しかし、そこでは重要な点が見落とされてきたように思われる。それは日本と中国の社会的特質の差である。日中の社会特質はかなり異なっており、そこに誤解の根本要因があると思われるのだ。この新しい視点から、冷却した日中関係を読み解き、さらに共存への未来を探る。【目次】序/はじめに 日中間に見えざる壁がある/第1節 壁は「社会体制」だけではない/第2節 壁の原点は「社会特質」にある/第3節 「権力社会」対「文化社会」/第4節 「政治的外交」対「文化的外交」/第5節 「戦略型友好」対「情緒型友好」/第6節 歴史問題は本当に重要なのか/第7節 南京大虐殺の有無がなぜ議論されるのか/第8節 より「愛国的」なのは中国人か日本人か/第9節 ODA、円借款は感謝すべきか/第10節 脅威になるのは中国か日本か/第11節 皆が同じ被害者か/第12節 A級戦犯だけが許されないのか/おわりに 壁を乗り越えるために

目次


はじめに 日中間に見えざる壁がある
第1節 壁は「社会体制」だけではない
第2節 壁の原点は「社会特質」にある
第3節 「権力社会」対「文化社会」
第4節 「政治的外交」対「文化的外交」
第5節 「戦略型友好」対「情緒型友好」
第6節 歴史問題は本当に重要なのか
第7節 南京大虐殺の有無がなぜ議論されるのか
第8節 より「愛国的」なのは中国人か日本人か
第9節 ODA、円借款は感謝すべきか
第10節 脅威になるのは中国か日本か
第11節 皆が同じ被害者か
第12節 A級戦犯だけが許されないのか
おわりに 壁を乗り越えるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

in medio tutissimus ibis.

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中国人特有の、自分から拡げた大風呂敷に足を取られて盛大にすっ転ぶ例のアレ。そこかしこに見るべきものはあるのだが、やはり理論だけが先走りすぎてて不務正業の謂いは免れない。日本で出してる本とはいえ日本の分析…に偏りすぎてて中国の事はほんの概論で済ませる部分も多いのと、日本を文化社会と表現しつつも結局は権力闘争階級闘争の場であると言ってるに過ぎない事、展開してる日本論に照らし合わせれば評価されるわけがない書き方をしてる事が特に残念なところ。著者は五章以降が核心だというが、三章まで理論の話とあとがきが一番楽しめる2016/01/15

0
6.0/10法学者としての著者は、政治学や社会学の場において、素人とも同然だ。面白いと言えるところはないのではないが、やはり社会学の基本的な研究方法に沿っておらず、ほとんどの内容は個別の事例や感性に基づいているから、評価できない。2022/03/23

OOO

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社会の原点として社会関係の形成や社会秩序の創出にあたって常に中心的役割を果たし、個々人の行動や生活に最も大きな影響を及ぼすような内在的なもの(原理・力・領域)を「社会特質」としそれを踏まえて日中を比較している。 著者は日中の社会特質の違いにより相手を誤解しているという。ただ理解したとしても自国の社会特質から受け入れがたい状況があるように感じる。そこで「法律社会」である米国のように「法律で規範的」な日中関係にすべきと著者は提案するが日本の「社会特質」からすればそのような関係を築くのは無理があるように思える。2020/08/03

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