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内容説明
言語化できない不信感や不安感、
困難な現実とリスクテイクの強要…
私たちはなぜ、こんなにも息苦しいのか?
社会に根強く残りながら意識されていない「昭和の面影」が
いかに現実と乖離しているかを描き出すことで浮かび上がる
「若者世代」と「年長者世代」のズレ…。
なぜ若者世代は、年長者を理解できないのか、
なぜ年長者世代は、若者を許せないのか。
本書では、この両者の認識のズレにこそ、
社会の生き苦しさの理由のひとつ「不寛容の本質」があると考え、
その難問をいま、注目の若手社会学者が解く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
41
鋭い論考で知られる若手社会学者の西田氏の新刊。「昭和の面影」に幻想を抱き、マインドチェンジができないことが、様々な場面で実態と認識のギャップを生んでいるとの指摘はうなずける。また、かつての知識人に変わって平成日本ではイノベーターが重宝されているが、彼らと生活者の利益は相反するとの主張もひざを打った。同じ社会学者の古市氏にも感じたが、最近の若手学者はどこかに世代間格差へのルサンチマンのようなものを感じる。これが右肩下がりの世代の特徴なんだろうか?2017/02/22
こも 旧柏バカ一代
21
昭和の常識が時代の変化に対応出来ない連中が、自身の中にある常識を押し付けて政策を形成する。それによって現実と乖離して行く。それによって余裕を無くしていく人々。産まれてから世の中が変わらないと感知している世代はイノベーションを起こす気を失くす。現在のイノベーター達は、、時代の変化に対応出来ない連中が押さえつけて、現在は海外に行ったり、靴を舐めて利権側に行く。少年院の子供達も家庭によっては全く教育を受けておらず、より深刻になっていく。最後の章では大学の予算について、文科省って本当に碌な事しないよな、、民間もか2023/07/19
しゅん
11
2017年の本を今読む味わい。不寛容というキーワードを前に出しているけど、本を読むとそこまで強調されない。昭和のイメージとの乖離の中で不寛容が生まれている、という前提のもと、イメージされている日本とデータからみた日本の違いを見ていく。税金はバブル期と同じくらいなのに経済成長が相対的に乏しい、世界の大学ランキングで日本が少しずつ低下しておりかつてアジアトップが当たり前だった東大がどんどん落ちている、などの情報が開示される。全共闘もSEALDsも政治体制を大きく変化させていないという指摘もある。2026/01/06
tolucky1962
10
若手社会学者が頑張ってデータを集めて論を進めようとしている。昭和の良き日々で測ろうとする年配と、もうあのころには戻れないと悟っている若者の対立と見立てる。そのうえで、若者が苦しまされているのに反安倍にならない不思議、エリートが知識人からイノベータへ移行していること、少年犯罪の問題や、研究環境と高等教育にたいする問題提起など、さまざまな議論をしているが、タイトルの不寛容からは離れている気がする。2017/05/04
hiyu
7
問題の提起に関して異論はない。中には頷けるものもある。しかし、著者には非常に申し訳ないのだが、P27のシェーマはピンとこなかった。不寛容の定義というか、概念も漠然として印象であった。自分の理解の問題だろうか。また、若者の見方としては著者の指摘の通りで良いのか、それも悩む。2017/04/08
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