内容説明
きっと、同じ光を見ている。もう二度と会うことはなくても。
月の光でできた虹がある。
そのほのかな光は、カメラに映ることはない。
「白虹ですね」
「はっこう…?」
「白い虹って書いて、はっこう。虹の一種です」
いわれのないパクリ騒動で炎上した漫画家・六連涼(むつらすず)。散々にたたかれ、同棲相手もそんな仕事をやめたほうがいいんじゃないか、と勧められる。こんなはずじゃなかったのに。
公私ともに行き詰まった日々。もうすぐ30歳を迎えようとしているとき、既婚の編集者・桐野への恋心に気がつく。
「私、仕事を辞めて結婚することになると思います」
「辞めるって…漫画をですか?」
破り、破られるものは何なのか。カメラには映らない淡い光が、それぞれの答えを導き出す。
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