ユーミンとフランスの秘密の関係

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ユーミンとフランスの秘密の関係

  • ISBN:9784484172026

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内容説明

フィガロジャポン連載「アンシャンテ ユーミン!」の書籍化

ユーミンが10代から影響を受けてきたフランス文化について。その出合いと、フランスへの想い、ユーミンの視点でパリジェンヌについて語り、また、活躍中の若手作家や有名建築家たちとの対談では「フランスの話」「カルチャーの話」と縦横無尽に語り合い、実際に彼女がフランス(コートダジュール、パリ)へと旅をし……「フランスが私に教えてくれたこと」をテーマに、ユーミンが語り尽くします。

対談相手:原田マハ・野崎歓・スプツニ子!・松岡正剛・妹島和世・柚木麻子(敬称略)他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アン

92
ユーミンの創作世界がフランス文化と深く結びついている様子を、フランスの女性へ抱く想いや旅の思い出などを通し語られています。野崎歓さん、松岡正剛さん、妹島和世さん等との対談。印象派の絵画、浮世絵、金沢のものづくりに惹かれるところにもユーミンらしさを感じます。過ぎ行く日々を懐かしく思うのは、今が幸せだからと教えてくれた歌。10代で出会い、コンサートで美しい夢を見せてくれ、いつも背中を優しく押してくれたユーミン。ありがとう。あなたは私の憧れそのもの。これからも、素敵な歌を届けてくださることを願っています。 2019/09/22

けろりん

59
冒頭に告白。『私の創作世界はパリ、パリジェンヌ、そしてフランス文化から少なからず影響を受けています』ユーミンの歌の陰影の、豊かな色彩の、言葉の連なりの源泉は…?尽きぬ興味を選りすぐりのゲストたちが読者に代わってユーミンに切り込む対談あり、仏日の美を訪ねる旅行記あり、憧れてやまぬ四人のフランス女性へのオマージュありの一冊。美しいものに囲まれて生い立ち、群れる事を厭い、書物と美術に耽溺し、日本のカルチェラタンでパリの洗礼を受けた早熟な少女の心に移ろう心象風景の一瞬を鮮やかに切り取った名曲達と共に読了しました。2019/08/22

なるみ(旧Narumi)

39
ユーミンがフランスやフランスにまつわる事柄について語り、気になるカルチャーに関わる様々な方々(原田マハさん、スプツニ子!さん、妹島和世さん、柚木麻子さん他)と対談した一冊。思っていたより読みやすくて、掲載されている写真も素敵で楽しく読了でした。2017/05/09

P太郎 ̄(=∵=) ̄

18
デビュー50周年のユーミン。創作はフランス文化の影響を受けているそう。作家や建築家との対談、フランス旅行で印象派巨匠のミュージアムに行った話などあるが、ミュージシャンというより、多面的なアーティストな印象。印象派はジャポニズムに影響を受けているから、日本に帰属するのかな。時間、空間を越えて、記憶や香り、光を切り取る歌は確かに印象派なのかも知れない。2022/12/08

しゅん

14
フィガロジャパンに掲載されたユーミン連載。掲載誌の関係上、文章はあっさりしているが、ユーミンが自らの作品群を「印象派」として意識してるところがよくわかる。一番面白いのは対談パート。堀口大學の翻訳の良さについて松岡正剛と語るあたりは味がある。柚木麻子との対談は、作家の老いについて、ファンとの関係について、結婚前と後の作品の質の変化についてなど、短いページの中で踏み込んだ話をしていて特に興味深かった。ちょっと軽薄マダムな感じが漂うけど、ユーミンの人柄によるものか、それとも掲載誌のカラーなのか。2019/01/24

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